
日刊鹿島アントラーズニュース
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2022年2月28日月曜日
◆狙うは「鹿島イズム」の再構築 常勝・アントラーズは復活する?(毎日新聞)
勝つことにこだわり続けてきた。その「遺伝子」は、まだ途絶えていない。
鹿島アントラーズのJ1優勝は2016年が最後。その後の5年間、国内の主要タイトルは手にしておらず、クラブワースト記録だ。並のチームであれば珍しくもないが、Jリーグ屈指の名門にとっては一大事。原点を見つめ直し、「鹿島イズム」の再構築が進んでいる。
今季、2人の心強い存在が戻ってきた。J1唯一の3連覇を成し遂げた07~09年の主力DF、岩政大樹氏(40)がコーチに就任。25歳のストライカー、鈴木優磨もベルギー1部のシントトロイデンから2年半ぶりに復帰した。鹿島の育成部門で育ち、16年シーズンにJ1と天皇杯全日本選手権の2冠を経験した鈴木は「全タイトルを取るために帰ってきた。鹿島は常にJリーグを引っ張ってきたクラブ。小さい頃から見ていた鹿島は常にどのタイトルも取っていた。もう一度そこに行けるよう、全力で頑張る」と意気込み十分だ。
1993年のJリーグ開幕から30年間、鹿島は横浜F・マリノスとともに、降格することなくJ1で戦い続けてきた。リーグ戦、カップ戦、天皇杯の3大タイトルの優勝回数は最多の計19回。しかし、直近の5シーズンはJ1で5位以内を保ちながら、頂点には届いていない。
強みは結束力、勝利への執着心
鹿島を支えていたものは何だったのか。Jリーグ草創期から昨季までチーム編成を取り仕切ってきた鈴木満氏は「チームの結束力、勝つことへのこだわり。その二つをコンセプトにやってきた」と振り返る。ブラジル代表のスターだったジーコらの薫陶を受け、秋田豊(現J2グルージャ盛岡監督)、柳沢敦(現鹿島ユース監督)、小笠原満男(現鹿島アカデミーテクニカルアドバイザー)ら歴代の選手たちは練習から激しくぶつかり合い、試合になると一丸となって泥臭く勝利を求め続けてきた。
タイトルから遠ざかった今は、かつて流れていた空気を知らない若手も多い。だが、25歳の三竿健斗は、同い年の鈴木と「やるべきことをやっていない時は誰彼構わず強く言おう」「1人が激しく戦っている姿を見せたら2人目、3人目が続こう」「戦う上での基準を俺らが示していこう」と声を掛け合っているという。鈴木も言う。「満男さん、ソガ(元GKの曽ケ端準)さんはチームを勝たせるプレーが多かった。その背中を見てきた。それが体現できれば、若手も理解してくれる」
初の欧州出身監督 縦の速さを
伝統を継承する一方で変革はいとわない。これまで日本人かブラジル人が指揮してきた鹿島は今季、初めて欧州出身監督を招請した。アンデルレヒト(ベルギー)とアルアハリ(エジプト)をリーグ優勝に導いたレネ・バイラー氏だ。岩政コーチは「(3連覇した)13年前とはサッカーもまるで違う。あの時代のことを追いかけても意味がない」と語り、選手に「新しい勝ち方を身につけ、世界にアピールしていこう」と呼び掛ける。
縦の速さを志向する新指揮官は、新型コロナウイルスの水際対策の影響で来日できず、チームとして完成するのは、まだ先になりそうだ。しかし、今月19日の開幕戦では岩政コーチが監督代行を務め、23歳のFW上田綺世(うえだ・あやせ)が2点、鈴木が1点を挙げ、アウェーでガンバ大阪に3―1で快勝した。
白星発進は最後にJ1を制した16年以来で、復活の予感も漂う。「変化の時だと言われるからこそ、(昨季までとの)違いを見せたい思いがあった。自信になる」と上田。勝利に飢えた、かつての王者の逆襲なるか。【細谷拓海】
鹿島アントラーズ
1947年に住友金属工業蹴球同好会として発足。元ブラジル代表のジーコを招いて強化を進め、Jリーグには93年の初年度から参加。J1の年間優勝8回、カップ戦(現YBCルヴァン杯)優勝6回、Jリーグ発足後の天皇杯優勝5回はいずれも最多。2018年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を果たした。アントラーは英語で「シカの枝角」を意味する。
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