http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/24/kiji/K20140924008981180.html
J1第25節 鹿島1―0仙台 (9月23日 ユアスタ)
鹿島の有望株が柴崎だけではないことを見せつけた。前半43分、FWダヴィのクロスに飛び込んだMF土居が右足で押し込んで決勝点。守ってはDF昌子を中心に2試合連続完封した。視察に訪れた日本代表のアギーレ監督は固有名詞こそ挙げなかったが「興味深い若い選手が頑張っていた」と満足げに振り返った。
2人ともチームメートの日本代表MF柴崎と同じ92年生まれ。ポジションも違えば、性格もそれぞれ違う。山形出身の土居は「(代表監督には)チラッと見てくれるくらいでまだ注目してくれなくていいです」と謙虚。関西出身の昌子は「試合前に(視察を)知ったんですけど、聞きたくなかったわぁ。やっぱ意識するとは思うし」とまずは報道陣を笑わせた。その後は「前半は(仙台の)ウイルソン選手とバチバチやれたけど、後半はパワーダウンした」と反省したが、ブラジル人FWを抑えたクレバーな守備は存在感抜群。土居も前半10分に絶妙な抜け出しから決定機を得るなど高い技術と動きだしの鋭さで攻撃陣を引っ張った。
柴崎は今月の親善試合ベネズエラ戦で代表初得点。土居と昌子も日の丸を背負う実力を備え、その日を待っている。