明治安田生命J1第5節 鹿島0-0札幌 ( 2018年3月31日 カシマ )
鹿島は決定力を欠いた中、日本代表遠征帰りのセンターバックコンビで何とか勝ち点1をものにした。前半はプレスがはまらず、攻撃の連係もバラバラ。ハーフタイムを告げる笛が鳴った瞬間、DF昌子はベンチに駆けだした。手にはスタッフが使用するミニホワイトボード。すぐにボランチの永木とレオ・シルバ、そして植田、土居、山本が取り囲んだ。「前半はカウンターを受けるケースが多かった。僕らがいてほしいところにダブルボランチがいなかった」。Jリーグでは珍しい、ロッカーに戻る前の“緊急青空会議”で修正点を指摘。後半の守備の立て直しにつなげた。
ベルギー遠征の帰国から中1日で臨んだ昌子と植田。肉体的にもきつい終盤の後半43分に札幌MFチャナティップに抜け出された場面では、植田がまず寄せてから昌子がカバーし、あうんの呼吸でシュートをブロックした。「あそこまで来られたとしても、センターバック2人で取り切ることができるのは強みだと思う」と植田。攻撃に課題を残す中、2人の奮闘は見えた。
【札幌戦】前半終了と共に昌子がディフェンス陣を招集してピッチ上でフォーメーション確認。これはかなり納得行ってないって事か? #antlers pic.twitter.com/F38mI8ho9Q— 日刊鹿島アントラーズlive (@AntlersLive) 2018年3月31日
昌子&植田 チームを結ぶ“緊急青空会議”コンビ奮闘勝ち点1