練習試合 鹿島2―1水戸 ( 2021年2月21日 カシマスタジアム )
鹿島は水戸と開幕前最後の練習試合(45分×2本)を行い、合計2―1で勝利した。1本目に2トップの一角で先発したFWエヴェラウド(29)が、18分に右足で先制ゴール。今月5日に2週間の隔離期間を経て合流したばかりだが、27日の開幕・清水戦へ順調な調整ぶりをアピールした。
冷静だった。1本目の18分。敵陣中央でMF永木亮太(32)が相手のパスをカットすると、こぼれ球を運んだエヴェラウドがそのまま右足で左隅へ流し込んだ。今季実戦2試合目で自身第1号弾。宮崎キャンプで「(開幕まで)2週間あるので、状態は上げられる」と話していたエースが、調整不足の不安材料を払しょくした。
2本目の26分に同点に追いつかれるも、36分にはFW上田綺世(22)がPKを決めて勝ち越しに成功した。これでキャンプから実戦4試合で3勝1分けと無敗。攻撃の呼吸が合わないシーンもあったが、2年目のザーゴ監督(51)は「勝って終わるという1つの目標は達成することができた。チャンスは作れているので、大きな心配はない。あとは微調整し、開幕に合わせていきたい」と手応えを口にした。
◆鹿島が開幕前最後の練習試合で勝利 エヴェラウド、上田綺世がゴール決める(スポニチ)