日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月20日日曜日

◆シャツ入れてシュートもいれた!鹿島・金崎「自分のスタイル」貫き2発(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20160320/jle16032005030003-n1.html

2ゴールを決めた鹿島FW金崎は力強くガッツポーズ。W杯2次予選日本代表入りし、先発をアピールした (撮影・今野顕)

 明治安田J1第1ステージ第4節第1日(19日、カシマスタジアムほか)鹿島はFC東京に2-0で快勝、勝ち点を9に伸ばした。ロシアW杯2次予選アフガニスタン戦(24日)、シリア戦(29日、ともに埼玉)の日本代表メンバーに選出されたFW金崎夢生(むう、27)が後半、2ゴール。アフガン戦での先発入りを強力にアピールした。川崎は元日本代表MF中村憲剛(35)の2得点などで甲府に4-0で完勝。首位を守った。

後半、2点目のゴールを決める鹿島・金崎=カシマ

 膝をつき、両手でガッツポーズ。FW金崎が後半43分、右足でボレーシュートを決め、試合を決定づけた。1万5996人のサポーターのムードは最高潮、場内に立ちこめ始めた霧を吹き飛ばした。

 後半5分には、倒れ込みながら、値千金の先制ゴール。「勝ててよかった。2点目は(MF柴崎)岳のセンタリングがよかった。みんなで取った勝ち点3です」。鹿島でのリーグ戦初の2得点に、表情も緩んだ。

 今季からシャツの裾にスポンサーのロゴが入った。チームは裾をパンツに入れないよう選手に指示している。ところが、ただ1人、金崎だけはシャツを入れてプレー。兵庫・滝川二高時代、恩師から「シャツを入れろ」と教えられたためだ。

 「シャツを入れて臨むと100%の力が出せるので、自分のスタイルでしっかり頑張りたい」とわが道を貫く。

 “変人”ぶりを示す、エピソードは少なくない。昨年の年間表彰式「Jリーグアウォーズ」では、式後のテレビ用のインタビューで他の選手がタキシードに身を包む中、ただ1人、私服のセーターを着用して受けた。メディア嫌いでも知られる。

後半、2点目のゴールを決めた鹿島・金崎=カシマサッカースタジアム(撮影・今野顕)

 24日からのW杯2次予選の日本代表メンバーに入った。ハリルホジッチ監督は「(金崎は)特にゴールを取るというクオリティーをA代表にもたらしてくれる。たくさんのポジションを用意している」と評価。24日のアフガン戦では、週明けに帰国し、時差ぼけが残るFW本田やMF香川を温存する可能性が高く、金崎にとって先発出場のチャンスだ。

 「夢生(むう)」の名前は、歴史好きな母親から「ムー大陸」にちなんで名付けられた。「代表でもしっかりがんばりたい」。名前同様、夢の舞台へ向かって突き進む。 (一色伸裕)

金崎 夢生(かなざき・むう)
 1989(平成元)年2月16日生まれ、27歳。三重県出身。兵庫・滝川二高から2007年大分(当時J1)に入団。その後、名古屋、ニュルンベルク(ドイツ)、ポルティモネンセ(ポルトガル2部)を経て、昨年2月に鹿島へ期限付き移籍。今年2月に完全移籍した。代表デビューは09年1月のイエメン戦。代表通算6試合1得点。J1今季4試合3得点、同通算182試合28得点。1メートル80、70キロ。

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