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[5.21 ナビスコ杯第5節 G大阪2-1鹿島 万博]
ナビスコ杯は21日、グループリーグの第5節を行い、ガンバ大阪と鹿島アントラーズが対戦した。1-1で迎えた後半35分、DF米倉恒貴が決勝ゴールを決めて、G大阪が2-1で競り勝った。米倉は「やっとチームの一員になれたかなぁという感じで嬉しいです」と、顔をほころばせた。
試合は早い時間に動く。自陣深くでボールを奪ったG大阪は、MF阿部浩之が前線に縦パスを入れる。これに追い付いたFW倉田秋がGKとの1対1を制して、先制点を挙げた。その直後には鹿島もFWダヴィが決定機を迎えたが、GK東口順昭にセーブされる。
その後も鹿島はバイタルエリアを有効に使い、決定的な場面をつくるがゴールが遠い。悪い流れを嫌ったG大阪の長谷川健太監督は、前半31分にMF井手口陽介を下げ、MF内田達也を起用する荒療治に出る。同35分にはMF小笠原満男のループパスに、ダヴィがヘッドで合わせたが、緩やかなシュートはGK東口が懸命に枠外へ弾く。前半はG大阪が1点のリードで折り返した。
後半も鹿島がG大阪を押し込む時間が続く。ゴール前のこぼれ球をMF中村充孝がフリーでシュートする場面もあったが、シュートを枠に飛ばせずに絶好のチャンスを逃す。それでも同27分、セットプレーの流れからダヴィが強引にシュートを決めて、試合を振り出しに戻した。
追いつかれたG大阪は後半35分、鹿島の一瞬の隙を逃さずにPA内まで侵入した米倉が、技ありのアウトサイドシュートを決めて、再びリードする。同40分には鹿島もCKからDF昌子源がヘッドでゴールを狙ったが、ここもGK東口が好セーブ。アディショナルタイムにもMF柴崎岳のミドルシュートをGK東口が抑え、G大阪が2-1で勝利を収めている。