
日刊鹿島アントラーズニュース
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2019年6月18日火曜日
◆コパ・アメリカに挑む“同期”の安部裕葵へ…レオ・シルバ「今でも口酸っぱく言ってるけど…」(サッカーキング)

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若き日本代表が、南米との“真剣勝負”に挑もうとしている。
日本時間18日朝、コパ・アメリカに出場する日本代表はチリとのグループステージ初戦を迎える。同大会20年ぶりの出場となる日本は、平均年齢22.2歳と若手を中心にチームを構成した。
鹿島アントラーズに所属するMF安部裕葵も、若い代表チームを象徴する1人だ。今シーズンから鹿島の10番を背負う20歳は、U-20ワールドカップでの活躍も期待されたが、A代表に初選出されコパ・アメリカ開催地へのブラジルへと旅立った。
今回は、日本代表のコパ・アメリカ初戦を間近に控え、安部の同僚、レオ・シルバに話を聞いてみた。ブラジルと日本で6年プレーし、Jリーガーの中で最も両国を知るレオ・シルバが語る“ブラジルのサッカー”とは? そして、2017年からともに鹿島でプレーする「同期」の安部に寄せる期待とは…。
取材協力=鹿島アントラーズ
インタビュー・文=加藤聡
写真=山口剛生、ゲッティイメージズ
日本は「初日の練習から楽しかった」

――コパ・アメリカがいよいよ開幕します。レオ・シルバ選手はどこに注目していますか?
「コパ・アメリカがブラジル開催ということで、ブラジル代表は非常に期待されます。南米の人が最も注目する大会だし、日本とカタールも参加するので、優秀な選手が出そろった面白い大会になると思います」
――やはり、ブラジル代表は気になりますか?
「そうですね。ホームなので。心配というよりはホームアドバンテージでサポーターの力もある。サポーターの力というのは非常に心強いです。サポーターのリアクションに対してブラジル代表がどのような力を示すかが重要になると思います」
――レオ・シルバ選手はブラジルで6年間プレーしました。当時感じた“ブラジルのサッカー”とは?
「まずは楽しさ。サッカーを“やる楽しさ”と“観る楽しさ”です。あとはピッチ内での即興性ですね。追い込まれたときにどのような発想力や創造性で打開していくのかという点ですね」
――南米のサッカーはとにかく球際が激しいイメージがあります。
「ブラジルも激しさはありますけど、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビアの方が激しいですね。南米の国と対戦するときはそういう心構えが必要になります」

――レオ・シルバ選手は2013年にJリーグでプレーを開始しました。きっかけは何だったのしょうか?
「前年にブラジル選手権で活躍してアルビレックス新潟からオファーをもらいました。その間に対戦相手や日本でプレー経験がある選手から、日本について良い情報を聞いていました。オファーをいただいたときから悩むことはなかったですね。海外経験も欲しかったので。僕の人生で一番正しかった選択だと思っています」
――来日当初に苦労したことはなかったのでしょうか?
「正直、『僕は日本人だったのではないか!?』と思うほどです(笑) 新潟の雪で真っ白な光景を見たとき、ブラジル人なら驚くと思いますが、僕は『めっちゃ良い!』という感情が湧きました。初日の練習から楽しかったですし。あとは、好き嫌いがないので、食べ物に関しても何の問題もなかったです。当然ながら、言語の問題はありました。ポジション的にも指示を出さなければならないので、短い日本語を早く覚えるように努力しました」
――ピッチ上で感じたブラジルとの違いは?
「試合のリズムが違いますね。日本の方がスピーディーでダイナミックです。ブラジルの場合、ボールを受けて考える時間が10秒あるとしたら、日本は3秒しかありません。ブラジルのテンポでボールを受けて考えてしまうと、すぐに失って下手くそに見えてしまう(笑)」
――ブラジルのサッカーは球際が激しいので、ボールを保持できないイメージがありました。
「ブラジルと日本でもう1つ大きな違いはフィジカルコンタクトですね。ブラジルの方が日本よりぶつかる回数が多いです。日本はまだ緩さが目立ちますね。ピッチ内でフィジカルコンタクトの違いがあるので、見ている人にとってはアグレッシブさを感じられるかもしれません。ただ、判断する時間、動作に移す時間というのはブラジルの方が余裕がありますね。ブラジルは『待って、闘う』というようなイメージです」
「友だちに思いっきり宣伝している(笑)」

――今回のコパ・アメリカにはチームメイトの安部裕葵選手が出場します。どのような活躍を期待していますか?
「僕の友だちに思いっきり宣伝しています。『すごい日本人が見られるよ!』って(笑) あとはチャンスがあるかないかという話になります。チャンスがあれば活躍してほしいし、彼にはすごく期待しています。コパ・アメリカを経験して選手として成長して、アントラーズにも還元してほしいですね」
――レオ・シルバ選手と安部選手は2017年にアントラーズに入団しました。2年間ともにプレーしてどのような成長を遂げていると感じますか?
「入団した当初は、『能力は高いけど、世界に対しては青い』という印象でした。本人の中で自分の武器が分からなかったということがあったと思います。今でも僕は口酸っぱく言ってるんですけど、1対1から打開できる能力は非常に高い。『アタッキングサードでその力を発揮する状況に持っていく』、そして『立ち向かう』こと。怖い相手というのは“向かってくる相手”です。逆に向かってこなければ怖さはない。コパ・アメリカで出場する機会があれば、トライしてほしい。トライすれば必ず何かが見えてきます。そうすれば自然と成長していくでしょう」
――“向かってくる相手”が怖いというはレオ・シルバ選手にとっても同じことですか?
「そうです。彼はテクニックを持っていて、アジリティーとスピードも兼ね備えている。であれば、守備側にとっては向かってくる相手がそれだけの能力を持っていれば、当然やりづらいですよね。『自分の武器を活かす』というのは単純なことだけど、まだ発揮できていない。多分、前評判が高いからやるべきことが整理できていないんだと思います。だから、ブラジルで成長してくれることを願っています」
――相手は南米の強豪です。それでも期待しているということが、安部選手のポテンシャルの高さを物語っているようにも思えます。
「2年間一緒に練習したり、彼のプレーを見ているので、実力があることは分かっています。あとは、やるかやらないか。過度なプレッシャーを感じないで、自然体で自分の武器を出す。それができたのが、昨年のクラブワールドカップでした。強豪クラブ相手にも実力を発揮できたから、それを自然体に出せるようになればいいですね」
「1人のサッカーファンとして活躍が見たい」
――他に注目する国や選手はいますか?
「やっぱりアルゼンチンのメッシですね。バルセロナでのプレーが代表でもできるのか。一緒にプレーする選手が違うということもありますが、メッシがバルセロナと同じようにプレーすれば、大会自体の質も上がります。私はブラジル人ですが、1人のサッカーファンとして彼が活躍している姿を見たいです」
――もし、ブラジルと日本がコパ・アメリカで対戦したら、どちらに勝ってほしいですか?
「時間帯によっては観ないかもしれないですね(笑) 僕は血も心もブラジル人ですけど、脳の一部は日本人ですから(笑) どちらが勝っても嬉しいです。ブラジルを愛していますし、日本の皆さんのおかげで日本という国も愛しています。両国を応援しますよ」
――最後に、レオ・シルバ選手はコパ・アメリカを観戦しますか?
「午前中は練習があるからなぁ…、難しいかも(笑) でも、ハイライトは観ます。日本の皆さんは頑張って早起きして観てください!」
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