サッカーJ1の鹿島アントラーズは、昨年度の決算を発表し、人件費などの費用が増加していることから、2年連続の最終赤字となりました。
鹿島アントラーズは16日、小泉文明社長が鹿嶋市のクラブハウスで会見し、ことし1月までの昨年度の決算を発表しました。
それによりますと、売上高は、64億6200万円で前の年度より3億4600万円増加しました。
これは新型コロナの感染拡大が落ち着き声出し応援が認められるなど、制限が緩和される中で、スタジアムへの来場者が増えたことなどが主な要因です。
一方、最終的な損益は3億1100万円の赤字で、2年連続の最終赤字となりました。
これは、チームの人件費が増えたり、原材料高に伴い運営コストが上昇したりしたことによるものだということです。
小泉社長は「客の入りは順調で手応えを感じている。ファミリーが半日楽しめるようなスタジアムにしていきたい」と話していました。
また、小泉社長は新たなスタジアムを鹿嶋市内に建設する計画について、具体的な建設予定地や費用などの詳細を検討し、来年以降、発表するという考えを示しました。