日刊鹿島アントラーズニュース

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2024年4月14日日曜日

◆鹿島ルーキー濃野公人 プロ初得点がクラブ通算1800号「これから偉大な先輩方と肩を並べられるように」(スポニチ)



濃野公人


明治安田J1リーグ第8節   鹿島1―0京都 ( 2024年4月13日    カシマ )


 鹿島が京都を1―0で下し、連敗を2で止めた。0―0の後半40分にDF濃野公人(22)がプロ初得点となる決勝弾を決めた。チーム3試合ぶりとなるゴールは、J最速となるクラブ通算1800得点のメモリアル弾。成長著しい大卒新人が、常勝軍団の歴史に名を刻んだ。

 迷いなくゴール前へ飛び込んだ。0―0の後半40分、CKの流れから途中出場のMF師岡柊生が左サイドでクロス。DF関川郁万の折り返しに頭で合わせたのは、サイドバックの濃野だった。「目に見える結果を出してやろうという気持ちが強かった。ああいう形で結ばれて良かった」。高い打点で相手DFに競り勝ち、固く閉ざされていた相手ゴールをこじ開けた。

 無得点に終わった直近2試合から一転、両サイドから効果的な攻撃を仕掛け、ギアを上げた後半は何度も決定機を迎えた。それでもネットを揺らせないもどかしい展開。濃野も後半13分にバー直撃のシュートを放っていた。「これ以上のチャンスは来ないだろうなと…」。それでも惜しみなく右サイドで上下動を繰り返し、両チーム最多の総走行距離となる11・229キロを記録したルーキー。ご褒美のようなプロ初ゴールが、試合終盤に待っていた。「点が入った瞬間の歓声や盛り上がり、選手が駆け寄ってくる感じは、今までのサッカー人生の中で味わったことがなかった。本当に忘れられない一瞬になった」。チームを3試合ぶりの勝利に導いたヒーローは、初々しい表情で振り返った。

 名門・大津高(熊本)で10番を背負ったが、関学大3年時に攻撃的MFからサイドバックに転向。それからわずか2年で常勝軍団の仲間入りを果たし、今季はクラブの大卒新人では31年ぶりとなる開幕先発を勝ち取った。この日の初ゴールはクラブ通算1800得点のメモリアル弾。「節目となるゴールを決めただけで、まだまだ結果を出していかないと胸を張れない」と表情を引き締めたが「やっと土台に立ったかな」と実感を込めた。「これから偉大な先輩方と肩を並べられるように頑張りたい」。右肩上がりの成長を続ける22歳が、新時代を切り開く。





◆鹿島ルーキー濃野公人 プロ初得点がクラブ通算1800号「これから偉大な先輩方と肩を並べられるように」(スポニチ)





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