ルヴァン杯でJ3八戸に2-1で勝利
J1鹿島アントラーズは4月17日、ルヴァンカップ(杯)の1stラウンド第2回戦でJ3ヴァンラーレ八戸と対戦。延長戦の末に2-1で勝利を収めた。延長前半にはこの試合2回目の警告を受けたDF濃野公人が退場となるシーンもあったが、この判定にはさまざまな声が集まっている。
カテゴリーの差が2つあるチームの対戦となったが、J3八戸が鹿島を苦しめた。前半25分にMF柴田壮介がこぼれ球に反応し先制。1点ビハインドを追った鹿島は後半37分、DF安西幸輝のコントロールショットでようやく同点に追い付く。試合は1-1のまま延長へと突入した。
話題となったのは延長前半14分のシーン。濃野のトラップが大きくなった際に八戸MF安藤由翔が反応。ボールを巡り両者の足が激しく接触する。どちらもピッチに倒れたなか、先立圭吾レフェリーは笛でプレーを止め、濃野のファウルと判定しイエローカードを提示。すでに1枚警告を受けていた濃野は退場処分となってしまった。
試合はその後、延長後半3分にFW知念慶のボレー弾が決まり鹿島が勝ち越し。八戸は格上相手に堂々としたプレーを披露したものの、ジャイアントキリングとはならなかった。
濃野の2枚目のイエローカードのシーンには、さまざまなファンの反応が寄せられている。「本当にイエローだったかは疑問」「先にボール触ってる」「お互いにすねがぶつかり合った感じ」「イーブンな接触に見えた」「主審の判断に寄る」といった声が上がっていた。
主審にカードを示された瞬間、濃野も自信を指さし「俺?」というような仕草も見せている。延長戦までもつれこんだ死闘のなか、SNSで下されたジャッジの反響が広がっていた。