一方、ホーム鳥栖は1週間のインターバル。「ただ勝利のため、全てを出し尽くす」。
J1リーグ鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が4月19日、翌日のアウェーでのサガン鳥栖戦に向けて抱負を語った。
ルヴァンカップのヴァンラーレ八戸戦(〇2EX1)から前日18日に鹿嶋へ戻り、翌19日には鳥栖へ向かうという、中2日だがいずれも移動日という厳しい日程に。いずれもJリーグ主催試合だが、そのようにスケジュールされた。
「もちろん理由はあると思いますが、この試合を土曜日ではなく、日曜日にはできたと思います。移動の距離も長く、中2日とあって、タフな日程ではあります」
そう語る指揮官だが、「決してそこを言い訳にはしたくありません。『勝ちたい』と思えば、どんな状況であっても勝つための道を探していく。私たちは鹿島であり、自分たちの出せるものを全て出し尽くすだけです」と、あくまでも勝利のみを追求する。
「こうしたハードなスケジュールでも、自分たちの見せるべきものは見せられると思っています。やってきたことを、しっかり出し切って、楽しんでプレーすること。それがこの試合で重要です。結果を得るためには、そういった姿勢が必要になってきます」
対する鳥栖は最下位と苦しむ。ただ鹿島と異なり、この試合まで1週間のインターバルがあり、コンディション的にも。ポポヴィッチ監督はここを全員で乗り越えたいと必勝を期す。
「結果がついてこない時期は必ずあります。私たちも2連敗を喫した時がありました。鳥栖さんの試合を見ていると、非常にやりたいことが、チームで共有されています。前節のリーグ戦でもいい戦いをしています」
「我々もJ3のカテゴリーであるチームに苦戦したのもまた事実です。簡単な相手なんていませんし、ルヴァンカップで八戸さんに隙を見せた、油断したわけでは決してありません」
指揮官はここでこそ積み重ねてきたことを示して勝利を収めたいという。
「やりたいことが上手くいかなければ、どんな相手でも苦しい戦いになります。だからこそ、自分たちが積み上げてきたことを自信を持ってプレーする。その日の最大値を全員で見せることが、すごく重要です」
「我々がそういったプレーをできれば相手がこちらを考えないといけないと思います。自分が考えているもの、やりたい姿はそういったところにあり、相手に合わせるのではなく、こちらの土俵で戦うこと。そのようにしたいです」
鳥栖対鹿島の一戦は20日14時から駅前不動産スタジアムで行われる。
◆【鹿島】八戸→鹿嶋→鳥栖、2日連続移動日のJリーグ日程にポポヴィッチ監督「理由はあると思うが、日曜日にできたのでは」(サカノワ)