◆明治安田J1リーグ▽第9節 鳥栖4―2鹿島(駅前不動産スタジアム)
鹿島は鳥栖に2―4で敗れた。前節終了時点で最下位だった鳥栖に対して失点を重ね、連勝を逃した。
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120分を戦った青森・八戸開催のルヴァン杯2回戦八戸戦(2〇1)から中2日。東北遠征と九州遠征を中2日でこなす過密日程の中で意地を見せたかったが、結末は残酷だった。
前半11分、FW鈴木優磨が右サイドで起点となり、FWチャブリッチの落としをDF濃野公人が流し込んで先制に成功。しかし同30分に同点に追いつかれると、同アディッショナルタイムにセットプレーから勝ち越しを許した。
後半から鈴木とチャブリッチの2トップに変更したが、好機こそ作るものの1点が遠い。後半35分に3失点目を喫した。同41分に相手のハンドで獲得したPKを鈴木が沈めて1点差に迫るも、2分後に4点目を与えた。
後半の2失点は前掛かりになった結果、喫してしまったものだが、前半から「いい守備からいい攻撃」を発揮する場面は限られた。4失点は今季最多。ポポヴィッチ監督は「試合の入りは悪くなかったし、先制点も取れたが、自分たちの流れで長い時間できなかった。相手の方が体が動き、キレがあったのも確かだが、疲労を言い訳にはしたくない」と淡々と振り返った。
◆鹿島、最下位・鳥栖に今季最多4失点大敗…連戦の影響隠せずも指揮官「疲労を言い訳にはしたくない」(報知)