鹿島のポポヴィッチ監督(56)が12日、京都戦(13日、カシマ)を前にオンライン取材に応じた。
チームは開幕5試合で3勝1分け1敗とまずまずの滑り出しを見せたが、3日の福岡戦、7日のFC東京戦とアウェーで連敗を喫した。指揮官は「相手に上回られたというよりは我々自身に問題があった。連戦の中だったので、気の緩みが無意識にあったかもしれない。まだ何も成し得ていないのに、気の緩みを見せるということはあってはいけない」と敗因を分析。「現状に一瞬たりとも満足せず、常に成長したいという意欲を持てているかどうか、向上心、野心を持てているのかどうかが凄く大切」と立て直しへ語気を強めた。
連敗ストップが懸かる今節は、本拠でお得意さまを迎え撃つ。京都とのリーグ通算対戦成績は17勝4分け5敗と大きく勝ち越しており、ホームでは1996年の初対戦から11勝2分けの負けなしと相性抜群の相手だ。
それでも3試合ぶりの勝利を目指す鹿島に一切の油断はない。「(京都は)最初から最後までフルパワーで、120%で戦ってくるチーム。そこに計算や出し惜しみはない。だからまず我々は出だしで負けてはいけない」とポポヴィッチ監督。ともに2戦連続無得点と得点力不足に悩まされるチーム同士の一戦で、先手必勝を狙う。
◆鹿島ポポヴィッチ監督 油断排除で連敗ストップを「我々は出だしで負けてはいけない」13日京都戦(スポニチ)