日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年1月23日土曜日

◆【U23】滑り込みで代表選出されたドリブラー・豊川が大仕事「次も勝って五輪に」(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/japan/20160123-OHT1T50053.html



 ◆16年リオデジャネイロ五輪最終予選兼U―23アジア選手権 ▽準々決勝 日本3―0イラン(22日、アブドゥラー・ビン・ハリファ・スタジアム)

 追加招集されたドリブラーが大仕事をやってのけた。U―23(23歳以下)日本代表はイラン戦の延長前半6分、途中出場のMF豊川雄太(21)=岡山=が頭で貴重な先制ゴールをたたき込んだ。昨年12月の石垣島合宿でアピールに成功し、残り2枠の代表メンバーに滑り込みで選出された伏兵が、劣勢のチームを救った。

 これぞスーパーサブの働きだ。貴重な決勝ゴールを決めた豊川が、手倉森ジャパンのラストピースとして、大仕事を果たした。

 「セイ(室屋)がうまく上げてくれましたから、僕はDFとの駆け引きに勝ったかなと思います。決めてやるぞ!という気持ちでピッチに入りました。一喜一憂していられない。次も勝って五輪に行きたい」

 2列目からゴール前に飛び込んだゴールは、まさに豊川の形だ。高校時代、FWから2列目のセカンドトップに転向。大津高(熊本)の平岡和徳監督(50)=当時=は「最前線のFWよりも少し下げた方が持ち味が出る。他の選手がなだれ込む時に、ここに来そうだ…と判断する力を持っている。先見の明がある」と才能を見抜いていた。独特の嗅覚が劣勢の日本を救った。

 13年にDF植田と共に大津高から鹿島に入団した。当初は筑波大に進む予定だったが「プロから声がかかったチャンスを逃したくない」と翻意。「入団後に早大の人間科学部の通信課程をこなす」という条件で両親を説得し、プロの世界に飛び込んだ。U―23日本代表でも昨年12月の石垣島合宿で存在をアピールし、今度は滑り込みでメンバー入り。再び土壇場で力を発揮し、窮地のチームを勇気づけて土壇場のゴールラッシュを生んだ。

 手倉森監督が海外組の中心、MF南野を残したまま切ったスペシャルカード。豊川が準決勝でもリオ五輪への切り札となる。

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