日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年9月10日土曜日

◆【予想スタメン】西とファン・ソッコが欠場濃厚の鹿島、破壊力抜群の柏攻撃陣を止められるか(サッカーキング)


http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160909/491007.html?cx_cat=page1



2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第11節
9月10日 19:00 柏レイソル vs 鹿島アントラーズ(@日立柏サッカー場)

■柏レイソル 首位撃破で優勝戦線に名乗り、攻撃陣はリーグ戦直近3戦10発と絶好調

 前節は川崎フロンターレから大量5得点を奪う完勝で、首位との勝ち点差を「3」に縮めた。一時は離れかけていた首位の背中を視界に捉え、柏は再び優勝戦線に名乗りを上げた。

 天皇杯を含めれば、これで公式戦3連勝。この好調の要因は、間違いなく攻撃陣の破壊力にある。天皇杯はJFLの奈良クラブが相手だったため参考にはならないとしても、リーグ戦では直近の3試合だけで10得点。川崎戦でハットトリックを達成したディエゴ・オリヴェイラをはじめ、クリスティアーノ、伊東純也の好調3トップに、天皇杯で2得点2アシストの大津祐樹、初ゴールを挙げたドゥドゥ、さらに町田との練習試合でハットトリックを記録した田中順也と、攻撃陣の層は充実している。

 ただ、攻撃が好調な反面、気掛かりなのは守備面だ。2nd第4節FC東京戦以来、完封がなく、天皇杯では格下の奈良クラブに2度のリードを許した。しかも、今節はU-19日本代表の遠征帰りの中山雄太の出場が微妙とあって守備に不安は募る。また、天皇杯ではディエゴ・オリヴェイラ、伊東、茨田陽生、中川寛斗が出場を回避した。おそらく今節の出場は問題ないだろうが、もし彼らが揃って欠場するようならば戦力ダウンは否めない。

 それでも、戦列を離れていたキャプテンの大谷秀和が復帰し、精神的なチームの柱が鹿島との大一番を前に戻ってきたことは大きい。逆転優勝のためには、勝ち続けるしかない。(鈴木潤)

■鹿島アントラーズ 西の代役は伊東が濃厚、献身性ある“鹿島らしい”試合を見せたい

 天皇杯2回戦のカターレ富山戦で勝利し、心労でダウンしていた石井正忠監督の復帰戦を飾った。ファン・ソッコ、西大伍が負傷するというアクシデントに見舞われ、アウェーの柏戦には間に合わない見込みだが、2ndステージ終盤戦、進出が決まっているチャンピオンシップへ向けて、チーム一丸となって上昇気流に乗っていきたい。

 注目は、西の代役として先発が予想される伊東幸敏だ。今季開幕前は出場機会が少ないことから移籍を視野に入れ、清水エスパルスからも獲得の打診があった中で残留を決断した。今季は徐々に出場機会を増やし、夏前辺りからのプレーは成長の跡が見られる。状況判断に迷うことも少なくなり、持ち前の運動量を生かして思い切りの良い攻撃参加を見せている。リオデジャネイロ五輪の日本代表メンバーには生き残れなかったが、チーム内での地位は高まってきており、この試合で結果を残し、先発定着への足掛かりにしたいところだ。

 内転筋の痛みで日本代表を離脱した昌子源も回復し、先発ピッチに立つ見込み。石井監督の一時離脱で、監督自身、選手、そしてクラブスタッフも、今一度、“鹿島アントラーズ”を見つめ直す機会があった。その中で良く聞かれる言葉が「献身」。柏戦では、鹿島らしいが試合が見られそうだ。(totoONE編集部)

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