日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月12日月曜日

◆「もう金崎選手にお膳立てしたくない」 鹿島FW鈴木、ダメ押し点アシストも残った“不満”!?(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?205200-205200-fl



[12.11 クラブW杯準々決勝 マメロディ・サンダウンス0-2鹿島 大阪]

 与えられた時間は6分。決して多いとは言えない出場機会の中で、鹿島アントラーズFW鈴木優磨はアシストという結果を残した。だが、試合後の取材エリアに現れた鈴木は一つの“不満”を口にした。

 1-0とリードして迎えた後半39分にピッチに送り込まれた鈴木は、同43分に大仕事をやってのける。右サイドでボールを受けると、「相手選手は大きかったけど股が空いているのが見えたし、(土居)聖真くんがニアでつぶれてくれていた」とゴール中央でフリーで待ち構えるFW金崎夢生にパスを通し、金崎の得点をお膳立てした。

「うまく出せた」と振り返る一方で、「もう金崎選手にはお膳立てしたくないです。もういいでしょ」と苦笑しながら心境を打ち明けている。それは、なぜか――。

 12月3日に行われたチャンピオンシップ決勝第2戦浦和戦。後半13分からピッチに立った鈴木は同33分、最終ライン裏に抜け出してPA内まで持ち込むとDF槙野智章のファウルを誘ってPKを獲得する。しかし、キッカーとしてペナルティースポットに向かったのは金崎で、きっちりとネットを揺らしてチームをJリーグチャンピオンへと導くゴールを記録した。

 PKを蹴る前に金崎に顔を近付けて言葉を交わしていた鈴木は、「今日は本当に譲りたくなかった。PKのキッカーは決まっているけど、自分で取ったPKは自分で蹴るのが自分の流儀。でも(金崎が)『頼むから蹴らせてくれ』と。そうなったら聞かないので」と試合後に語っていた。

 またもや先輩のゴールをお膳立てした背番号34。「今度は俺がもらう番ですね。(金崎を)気持ち良くさせたら、気持ち良いのが返ってくると思う。そろそろ、返ってくることに期待したい」。次こそは金崎のアシストから自分がゴールを決めたいと、先輩の“お膳立て”に期待した。

(取材・文 折戸岳彦)

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