日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年7月7日金曜日

◆5連勝鹿島の勢いか、3連敗FC東京の日程の利か(ぴあ)


ピーター・ウタカ(FC東京) (C)J.LEAGUE

王者が来たっ! 『ACL』との兼ね合いで未消化だった『明治安田生命J1リーグ』第13節が7月5日に行われ、鹿島アントラーズがガンバ大阪を1-0で下し、首位に立ったのだ。リーグ戦はちょうど折り返しとなる17試合を消化。鹿島は12勝5敗・勝点36で、10勝5分2敗のセレッソ大阪を勝点1差で逆転。これで大岩剛監督就任後5連勝、吹田サッカースタジアムでの公式戦5戦全勝、J1史上初となるアウェイゲーム全勝でリーグ戦を折り返した。この勢い、本物である。

リーグ戦で3勝4敗と一進一退を繰り返していたチームに、大岩監督は刺激を与えた。MF中村充孝にFWペドロ・ジュニオール、FW金崎夢生、MF遠藤康と先発で起用する選手がことごとくゴールという結果を残しているのだ。MFレオ・シルバがケガをすれば21歳の三竿健斗をボランチに入れ、レオ・シルバが復帰すれば、入れ替わるように戦線離脱したCB植田直通の代わりに三竿弟をCBに配置。若手だけではない。38歳となる精神的支柱・小笠原満男も夏場の過密日程を睨み休ませつつ、先発起用している。メンバーを固定せず、ケガ人が出ても慌てず騒がず、シンプルにリズミカルにボールを回す。大岩監督の柔軟な采配で、鹿島は息を吹き返したのだ。

5連勝の鹿島を迎え撃つFC東京は3連敗と旗色が悪い。ここ3試合で1得点と決定力不足に喘いでいる中、FW大久保嘉人が戦線離脱し、FW阿部拓馬が新天地を求め韓国へ旅立った。さらにセットプレーでは貴重な得点源となるCB森重真人も2か月のケガを負った……。4得点の昨季得点王ピーター・ウタカをはじめ、未だ無得点の前田遼一や1ゴールにとどまっている永井謙佑らアタッカー陣の奮起が待たれる。

追い風は吹いている。鹿島は今節のゲームが7月2日から中2日で3試合目となる。しかも、柏サッカー場、吹田、味の素スタジアムとアウェイ3連戦を余儀なくされている。蒸し暑い悪条件での過密日程はボディブローのように効いて来る。

鹿島戦でリーグ戦11戦未勝利だったのは、1年前までの話。昨季『2ndステージ』第15節で8年ぶりに勝利を挙げると、今季の開幕戦も鬼門・カシマサッカースタジアムで白星をマーク。FC東京がホームと日程の利を生かし連敗を3で止めるのか、鹿島が過密日程のビハインドを跳ね返して連勝を6に伸ばすのか。折り返しに突入する『明治安田J1』第18節は、7月8日(土)・味の素スタジアムでキックオフ。第18節終了後には、リーグ戦は3週間中断する。チケット発売中。

http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201707060001

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