日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年3月24日土曜日

◆「腐るほど失点に絡んできた」 日本代表DFが語る「CB論」――失点は成長のもと(FOOTBALL ZONE)





3月シリーズで無失点を目標に掲げる昌子、経験を基に「センターバック論」を展開

 3月シリーズでマリ戦(23日)とウクライナ戦(27日)に臨む日本代表は、これまで最終ラインを統率してきたDF吉田麻也(サウサンプトン)を負傷で欠いている。DF昌子源(鹿島アントラーズ)は「失点しないことが一番」と目標を掲げる一方、「失点してCBは成長していく」とセンターバック(CB)論も展開した。

 現在の日本代表は吉田をはじめ、酒井宏樹(マルセイユ)、遠藤航(浦和レッズ)などDF陣の怪我人が少なくない。今遠征では昌子、槙野智章(浦和)、森重真人(FC東京)、植田直通(鹿島)の4人がCBとして想定されている。森重は約1年ぶりの代表復帰となり、植田は代表キャップ数「2」と経験が浅いだけに、昌子や槙野に懸かる期待は大きい。

 最終ラインの中央に君臨した吉田や不動の右SBとして継続的にプレーしていた酒井宏の穴は小さくない。だが昌子は、ワールドカップ本番でも誰かが負傷欠場するなど似たケースは十分起こり得るとして、「あの人がいないとか言っても仕方ない」と割り切っている。

 今遠征で「失点しないのが一番」と意気込む昌子だが、その一方で“失点は成長のもと”とばかりに持論を主張。「僕もこれまで腐るほど失点に絡んできた」と自らの悔しい経験を基に、自らのCB論を披歴している。

失点の悔しさ生む「次はゼロで」の渇望

 当然、無失点に越したことはない。だがそれを踏まえつつ、CBにとって「そういうのって全て成長のもと」と昌子は言い放つ。「失点してCBは成長していく」との言葉は、“失敗は成功のもと”に通底する真理だろう。失点の悔しさがさらなる成長を促し、「次はゼロでやっていきたい」という渇望を生む。

 そうして「腐るほど失点に絡んできた」男は代表にまで上り詰め、現在は日の丸のプライドを背負う。CBとして着実に成長を遂げている昌子は「W杯まで全部勝つというのがチームの目標」と語るなど自覚を滲ませており、代表戦士としての凛然たる風格を備え始めている。

(大木 勇(Football ZONE web編集部) / Isamu Oki)


「腐るほど失点に絡んできた」 日本代表DFが語る「CB論」――失点は成長のもと



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