サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で活躍した青森県出身の柴崎岳選手(26)が、県の伝統工芸「こぎん刺し」が施された特製スパイクなどを贈った。三村申吾知事が6日の定例記者会見で明らかにした。
特製スパイクは、柴崎選手がW杯で履いていたこぎん刺しをモチーフにしたスパイクのモデルとして製作されたもので、左右それぞれにサインが書かれている。県によると、青森県への感謝の気持ちを込め、次世代を担う子供たちのために活用してほしいと贈呈されたという。
会見で三村知事は「4年後もまたW杯の舞台で活躍してくれることを期待している」と話し、柴崎選手に県褒賞を授与する考えも明らかにした。スパイクは県庁北棟1階の来庁者ロビーで31日まで展示。また、「4年後、W杯の地で活躍できるよう努力していきたい」と、応援への感謝と2022年のカタール大会への抱負を語る柴崎選手のメッセージ動画も県のホームページで公開している。
柴崎選手は野辺地町出身。青森山田中・高を卒業後、Jリーグ・鹿島アントラーズに入団。現在はスペイン1部リーグ・ヘタフェに在籍している。W杯代表には初の県出身選手として選出され、全4試合に出場し、攻守の要として活躍した。【井川加菜美】
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◆柴崎岳選手が青森県にスパイク贈呈(毎日新聞)