日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年3月31日日曜日

◆2019明治安田生命J1リーグ 第5節(オフィシャル)



レオ・シルバ Léo Silva

2019年03月30日(土) 15:03キックオフ ヤマハスタジアム(磐田)

【入場者数】13,111人 【天候】晴のち曇一時雨、弱風、 気温19.1度、 湿度43.0% 【ピッチ】全面良芝、水含み
【主審】福島 孝一郎 【副審】西橋 勲 【副審】木川田 博信 【第4の審判員】谷本 涼


J1再開初戦は、レオの同点弾でドロー!

J1再開初戦は、1-1のドローに終わった。ヤマハスタジアムに乗り込んだアントラーズは、後半開始早々に先制点を許す展開となったが、83分にレオ シルバが同点弾を奪取。磐田ゴールに幾度となく迫るも、あと一点が遠く追加点は奪えなかった。




開幕戦で敗北、第2節と引き分け、と苦しいシーズンインとなったアントラーズだが、第3節湘南戦で今季リーグ戦初勝利。前節札幌戦では、伊藤の2ゴール、レアンドロの追加点で快勝し、2連勝を飾った。約2週間の中断期間を経て、第5節ジュビロ磐田戦に臨んだ。





指揮官が指名した先発メンバー11人は、GKにクォン スンテ、最終ラインは右から内田、犬飼、町田、安西。ボランチはレオ シルバと永木がコンビを組んだ。右サイドにレアンドロ、左サイドに土居、フォワードには伊藤とセルジーニョが入った。またベンチには、曽ケ端、関川、平戸、三竿、遠藤、安部、金森が座る。







敵地ヤマハスタジアムに駆け付けた背番号12が、ウォームアップへ向かう選手たちに大きな声援を送る。目指すは勝利のみ。戦いの火蓋が切って落とされた。

試合序盤、両チームとも慎重な姿勢でゲームに入った。アントラーズは4-4-2のブロックを敷き、強固な守備を形成。ボールを奪えば、磐田の両サイドの裏へ素早く走り込み、カウンターを狙っていく。

この日もキャプテンマークを巻いた内田は、抜群の存在感を示した。背後に抜けるレアンドロ、伊藤翔、セルジーニョに高精度のパスを提供。相手の最終ラインを押し下げ、リズムを掴むことに成功した。

















31分、アントラーズがカウンターからゴールに迫る。左サイドを駆け上がったレアンドロが中央へパス。ペナルティエリア手前で受けた伊藤が、遠目から力強いロングシュートを放つ。しかし、これは相手GKの好セーブに阻まれた。





勢いづくアントラーズは、35分にも決定機を迎える。高い位置でプレスを敢行し、ボールを奪取。レアンドロが相手GKの頭上を越すループシュートを放つも、これはゴールバーをわずかに越え、ゴールには至らなかった。

しかし、38分にピンチを迎える。左サイドからアダイウトンにクロスを入れられると、ゴール前で大久保にヘディングシュートを放たれた。決定的な場面となったが、これをクォン スンテがファインセーブ。チームの危機を頼れる守護神が救った。







前半はこのままスコアレスで終了。アントラーズは右サイドから好機を多くつくり出したものの、得点にはつなげられなかった。





前半の流れを維持して先制点に繋げたいアントラーズだったが、後半開始早々に出鼻を挫かれる。46分、右サイドから中央にクロスを送られると、大久保がオーバーヘッドで逆サイドへ振る。最後は大外でフリーになった松本に決められてしまった。











痛恨の失点を喫したアントラーズは、反撃に転じる。58分、内田との交代で三竿、71分にはレアンドロとの交代で安部を投入。
磐田を自陣深くまで押し込み、ピッチを広く使って連続攻撃。遠目からのロングシュートを混ぜながら、攻勢を強めていく。


しかし、アントラーズはペナルティエリア付近に人数をかける磐田の分厚い守備をなかなか崩せない。小雨交じりの曇り空の下、ビジタースタンドで大声援を送るサポーターの前で待望のゴールを。選手たちは磐田を押し込み、連続攻撃を仕掛け続ける。

そして、ついに待望の瞬間が訪れた。84分、安西とのパス交換でレオ シルバが、ペナルティエリア内に進入。相手DFを交わしてファーサイドへシュートを放つと、これが見事ゴールネットに吸い込まれた。アウェイまで駆け付けたアントラーズファミリーが歓喜に沸く。





















同点に追いついたアントラーズは、相手陣内でボールを回し追加点を狙う。しかし、磐田の粘り強い守備に阻まれ、なかなか得点が奪えない。後半アディショナルタイムには、ペナルティエリア手前の絶好の位置でフリーキックを獲得。レオ シルバが直接ゴールを狙ったが、枠を捉えられず。





試合はこのまま1-1の引き分けで、終了。先制点を許す苦しい展開となったが、レオシルバのゴールでなんとか同点に追いつき、勝ち点1を獲得した。次なる戦いはホーム名古屋戦。今日勝ちきれなかった悔しさを、ホームのサポーターの前で晴らしたい。中5日と限られた時間ではあるが、最善の準備を進めていく。






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【この試合のトピックス】
・レオ シルバが今季初ゴール。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
・相手にバイタルエリアでは絶対に仕事をさせない事。
・後半も攻守の切り替えの意識を高く持ってプレーしよう。
・両サイドのスペースを有効活用して効果的に攻めよう。

ジュビロ磐田:名波 浩
・奪ったあとのファーストプレーに集中すること。
・サポートを早く、冷静にプレーしよう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:大岩 剛
後半の立ち上がりの失点で自分たちの戦いを苦しくしてしまったところが、反省点。その後のアクションは非常にいいものがあった。攻撃の部分、リスクマネジメントの部分、やりたいことはできていた。後半もしっかりとしたプランの中で戦っていたが、もっとブラッシュアップするところ、改善するべきところを次の試合に生かしていきたい。

Q.後半失点したあとの攻撃の形で、選手の姿勢やアイディアはどのように評価しているか?

A.自分たちがどう攻めていくかというところは選手の判断の中でやっていた。その部分では、非常にいいチョイスができていたと思う。リスクマネジメントの部分でも、自分たちが分析した通りの試合の運び方が失点以降はできていた。あとは守備を固められたところで、もう1つか2つ相手の逆を突くアイディアを擦り合わすことができれば、もう少し点が取れたと思う。

Q.失点の場面で、相手の並びが変わり、確認しているところで決められたが、その部分はどのように受け止めているか?

A.ボールをロストしたところで、左サイドの守備が甘くなったところを、CBがつり出されて失点した。そこは、ボールへのアプローチや全体のプレスバック、カバーリング、スライドのところは、立ち上がりからしっかり意識をしないといけない。ハーフタイムに指摘はしたが、まだ甘い部分があったと感じる。

ジュビロ磐田:名波 浩
いい守備がいい攻撃につながる典型的なゲームだったと思う。前半押し込まれる回数が多かったが、非常にいいブロックが構築できていて危険なシーンも少なかった。選手が個々でよくコミュニケーションが取れていた。


選手コメント

[試合後]

【内田 篤人】
相手は前半終了時に、迷ってプレーをしているなという感じがあった。パスを出すときの顔やチームとしての雰囲気が、勝てていないチームなのかなという印象だった。ただそのチームに引き分けてしまった。前半のうちに仕留められたら、また結果は違ったと思う。

【伊藤 翔】
立ち上がりであのような失点をしてしまうときつくなる。前半と同じような感じで、このままいけるという感覚はあった。その中で失点してしまった。あそこは埋めていなければいけないスペースだったので、埋められなかった自分たちのミスだと思う。

【安西 幸輝】
考えながらやろうと思っていたが、体のキレがなかった。先制点を取られて難しいゲームになったし、引かれた中でどう崩すかというのをチーム全体で考えないといけない。得点の場面は、レオを信じてパスを出した。その結果、いいゴールとなった。

【町田 浩樹】
勝たなければいけない試合だったが、1点が遠かった。しっかりもう1点取って、勝ち切らなければいけない試合だった。

【永木 亮太】
もったいない試合だった。前半もチャンスはたくさんあったし、決めれるところで決めれなかった。前半で点が取れたら、もっと楽な試合になったと思う。後半、立ち上がりを集中しなければいけないところでやられてしまって、レオがゴールを決めてくれたが、反省のほうが多い試合だと思う。

【犬飼 智也】
失点の場面がもったいない場面だった。後半のような試合を、前半からやってもよかったかなと感じる。少し構えるばっかりになってしまっていたので、もう少し前半からアグレッシブにやれる時があってもよかったかなと思う。

【レオ シルバ】
試合は先制したり追い付いたり逆転したりいろんな状況があるが、メンタルが試合に影響する部分があって、今日はその部分に対して、我々は平常心を保つことができた。もう少しで逆転するチャンスもあったけど、メンタルの部分で落ち込まなかったというのは、チーム全員で拍手を送りたいし、我々が目標している精神的な安定感を試合の中でお見せできたと思う。




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