日刊鹿島アントラーズニュース

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2013年10月3日木曜日

◆【欧州CL】内田シャルケ、貫禄の連勝!抗議横断幕で中断も冷静(報知)


http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20131002-OHT1T00259.htm



 ◆欧州CL ▽1次リーグ第2戦 バーゼル0―1シャルケ04(1日・バーゼル) 日本代表DF内田篤人(25)が所属するシャルケ04は、敵地でバーゼルに1―0で勝ち、2連勝でE組単独首位に立った。内田はフル出場し、欧州CLで日本人選手最多の18試合出場を達成。開始4分に環境団体の活動家がシャルケのスポンサーへの抗議横断幕を掲げて、試合が中断する騒動があった。F組でFW宮市亮(20)のアーセナルはホームでナポリを2―0で破り、2連勝で首位。宮市はベンチ外だった。

 シャルケの試合中に突然、前代未聞の大がかりな抗議行動が披露された。前半4分、バーゼルの本拠地、セント・ヤコブ・パークのメーンスタンドの天井から、作業服の4人が、スパイダーマンのようにロープにぶら下がり、巨大な横断幕を掲げた。「DON’T FOUL THE ARCTIC(北極にファウルするな)」の抗議文。環境団体のグリーンピースがロシア政府、シャルケのスポンサーで天然ガス大手のガスプロムの北極圏での資源開発に対して示したとみられる。

 中断は約5分間。半笑いで横断幕を眺める選手が多い中、内田は冷静だった。「太もも裏あれ(古傷がある)だし、(体が)冷えるのは嫌だし、直後にすぐ失点とかあるから、キャプテン(DFヘベデス)にもボール回そうぜと言った」。ピッチの上を走り、ウオーミングアップを続けた。

 準備万端で再開後も攻守に躍動。前半18分、右サイドを駆け上がり、ゴール前のMFマイヤーにピンポイントのクロスで好機を演出。先制点の直後の後半13分には、右サイドをドリブルで2人抜き、相手のファウルを誘った。守ってはスイス代表MFシュトッカーを完封。「我慢、我慢で、前が点を取ってくれれば一気に楽になる。普通のことをアウェーでもやれると勝ち点を拾える」

 CL挑戦3シーズン目で日本人最多の18試合目に到達した。「貴重ですね。1試合1試合が重い。大好きな大会。欧州でただ単に1番強いチームを決めようぜ、というのがかっこいいじゃないですか」と笑顔。それでも「すぐ抜かれるよ。真司(香川)あたりに。ボーナス? いくらなんだろう? 知らないけど、それもモチベーション。もらえるものはしっかりもらいたい」と、再びいつもの冷静な素の顔に戻った。

 ◆欧州CL事件簿
▽ヘイゼルの悲劇 84~85年決勝。リバプール(イングランド)―ユベントス(イタリア)戦。リバプールのフーリガンが、ヘイゼルスタジアム(ベルギー)内で相手ファンを襲撃。パニックになった観客が殺到したスタジアムの壁が倒壊。死者39人、400人以上の負傷者が出た。試合は90分遅れで開催され、ユベントスが1―0で優勝。
▽主審が流血 04~05年1次リーグ、ASローマ(イタリア)―Dキエフ(ウクライナ)戦。0―1で前半終了後、ローマMFメクセスが相手を蹴って退場。逆上したメクセスが主審につかみかかると、観客席からも主審へ様々なものが投げつけられた。主審は頭部から流血し、試合は打ち切り。没収試合でDキエフの3―0となった。
▽爆竹 10~11年1次リーグ、ジリナ(スロバキア)―Sモスクワ(ロシア)戦。前半にSモスクワ側からピッチに爆竹が投げ込まれ、主審の指示で両軍が一時撤収。中断中はSモスクワの選手がスタンドに収拾を呼びかけ。負傷者なし。2―1でSモスクワ勝利。

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