日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年4月18日金曜日

◆鹿島FW赤崎プロ1号、大迫の穴埋める(ニッカン)


http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp1-20140417-1286410.html



<ナビスコ杯:仙台1-2鹿島>◇1次リーグ◇16日◇ユアスタ

 A組4位の鹿島が、筑波大から新加入したFW赤崎秀平(22)のプロ初ゴールで2連勝を飾った。1-1の後半38分に縦パスで裏へ抜け、右足で決勝点。昨季まで所属した前エース大迫勇也(23)と同郷(鹿児島)で、大学NO・1と呼ばれたストライカーの活躍で仙台に勝利した。

 期待の大卒ルーキー赤崎がプロ1号をマークした。同点の後半38分、DF植田からのロングパスに反応し、一瞬で最終ラインの裏を突く。あとは1対1になったGKの位置を見極め、ゴールに流し込むだけだった。右足でニアサイドの右に蹴り込むと、駆け寄る仲間を手で制してトニーニョ・セレーゾ監督の胸に飛び込んだ。「練習試合で調子がいいのを見て、公式戦で使ってくれた。感謝の気持ち」と笑顔で振り返った。

 佐賀東高時代に浦和などの誘いを断り、筑波大へ進学。関東リーグで得点王2度、通算48得点は歴代最多という大学NO・1ストライカーだ。4年時の昨季は特別指定選手として所属。大学生がJ公式戦に出られる制度を鹿島が初適用したのも、期待の表れだった。

 その時に前エースで日本代表FWの大迫とプレーした。同じ鹿児島出身で1歳上の先輩から「もっと要求した方がいい。遠慮したらダメ」と積極性を学んだ。教え通り、この日も守備の裏を狙い続け、MF柴崎から「絶対、いいパスを通すから」と言われるほど、愚直に走って結果を出した。

 3月はベンチ入り→不出場、19人目で遠征同行→ベンチ外と出番がなかったが「ネガティブな時期も『チャンスは来る』という先輩たちの言葉を信じて諦めなかった」。FWダビが出場停止だった12日のリーグ新潟戦で初先発し、2試合目のこの日、結果を出した。

 試合後、セレーゾ監督から「クラブの将来を背負っている選手だ」と絶賛された。「自分は運動量も持ち味だし、ダビと違った特長を出していければ」。飛躍のきっかけになる一夜となった。【木下淳】

 ◆赤崎秀平(あかさき・しゅうへい)1991年(平3)9月1日、鹿児島県生まれ。佐賀東高3年時に全国高校選手権出場。1回戦で敗退したが、大会優秀選手に選出された。09年、U-18日本代表入り。10年に筑波大へ入学し1、3年時に得点王。1年時から全日本大学選抜。利き足は右。家族は両親、弟、妹。174センチ、70キロ。血液型O。

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