日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年6月24日火曜日

◆逆境に燃える内田「追い込まれたほうが力が出る」(ゲキサカ)


http://web.gekisaka.jp/news/detail/?141683-141683-fl



 厳しい状況であればあるほど燃える男だ。2試合を終えて1分1敗。自力突破の可能性が消え、南米の強豪コロンビアを破ることが決勝トーナメント進出のための最低条件となった。そんな困難な“ミッション”を目の前にして、DF内田篤人(シャルケ)は力強く言った。

「個人的には追い込まれたほうが力が出る。デカい試合、いい相手のほうがモチベーションは上がる」

 これまでに何度となく修羅場をくぐり抜けてきた自負がある。「ストレスのかかる試合、大きい大会はこれまでも経験してきた。チャンピオンズリーグも上に行けば行くほどそう。バレンシア、インテル、アーセナル……。しびれる試合を経験してきたつもりだから」。だからこそ、普段どおりの自然体でいることができる。

 試合会場はコロンビアのサポーターで埋め尽くされることが予想される。それでも「アウェーだけど、ああいう雰囲気は好き」と、むしろ歓迎する。「ドイツでも、黄色いチーム…ドルトムントはいいスタジアムだから」。ブンデスリーガでのルールダービーなど完全アウェーの試合も数多く戦ってきた。舞台がW杯に変わったからと言って、今さら動じることはない。

 ドルトムントと同じ黄色がチームカラーのコロンビア。「黄色を見ると燃える?」と聞かれると、「それはないけど……」と苦笑いし、「でも、いい色とは言えない」と答え、報道陣の笑いを誘った。

 アルベルト・ザッケローニ監督はチームの状態を観察し、前日21日を急きょオフとした。「監督はいろんな手を使って、リラックスして試合に臨めるようにやってくれている。僕らはこうやってしゃべってないで、グラウンドで示さないといけない」。指揮官の思いに応えたい。逆境に立たされた今こそ、自分たちの力を監督に、日本のサポーターに、そして世界に見せる時だ。

(取材・文 西山紘平)

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