日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2015年3月23日月曜日

◆2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第3節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51547

1 1st 第3節 vs 名古屋

連敗ストップも、初勝利はならず。鹿島、アウェイで名古屋と引き分け。



公式戦5連敗で迎えた中3日のアウェイゲームでも、鹿島はトンネルを抜け出すことはできなかった。J1 1st 第3節で名古屋と対戦すると、金崎のゴールで先制したものの、後半に追いつかれて1-1の引き分け。今季初の勝ち点を手にしたが、勝利を収めることは今日もできなかった。





鹿島は、18日の広州恒大戦に敗れ、J1 1stとAFCチャンピオンズリーグ合わせて5連敗と、苦しい戦いが続く。3-4の打ち合いに屈した広州の夜から中3日、帰国から3日目で迎えたアウェイでの連戦。トニーニョ セレーゾ監督は、負傷離脱の小笠原に代わって梅鉢をボランチに指名し、柴崎との92年組コンビで必勝を期す。また、1トップには高崎ではなく金崎を起用し、左サイドハーフにはカイオが入った。



前日に桜の開花が発表され、春本番を迎えた日曜日の名古屋。快晴に恵まれた名古屋市瑞穂陸上競技場で、17時4分にキックオフのホイッスルが鳴った。立ち上がりは比較的静かな内容となったが、金崎が3分に思い切りよくロングシュートを放ち、ゴールへの意欲を示す。以降は拮抗した展開で、両チームとも決定機を迎えることなく、時間が進んでいった。





最終ラインの背後へのパスを狙ってくる名古屋に対し、昌子とファン ソッコのセンターバック陣が集中力を切らさず、的確なカバーリングでピンチの芽を摘んでいく。「チームを落ち着かせる時間帯を源とソッコで作れ」と大岩コーチから注文されたという2人が、冷静なプレーで後方からチームを支えた。鹿島はチャンスを作れずにいたが、31分にカイオがドリブルでのカットインから右足シュートを枠に飛ばし、少しずつゴールの予感を感じさせた。



そして、待望の先制点は32分、古巣相手の一戦に燃えていた金崎によってもたらされた。土居が右サイド深くで起点となり、中へちょんとパスを出す。そこへ反応した西が、タイミングの良いオーバーラップで縦へ抜け出し、クロスを上げると、ニアサイドの背番号33がヘディングシュートを決めた。金崎が、かつて所属していた名古屋のゴールネットを揺らし、鹿島がリードを奪った。前半は1-0で終了した。





日が沈み、気温が下がった中で迎えた後半、鹿島は立ち上がりにチャンスを作り出す。まずは49分、遠藤がペナルティーエリア手前から得意の左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の右へ。さらに50分には、柴崎のドリブルからペナルティーエリア内の金崎へパスが渡り、最後はカイオが折り返しに合わせたが、シュートは枠を越えてしまった。



以降は名古屋が前線に長いボールを入れる形が多くなり、セレーゾ監督が動く。52分、梅鉢に代えて山村を投入し、ボランチに据えて中盤に高さを加えた。次第に球際での競り合いでファウルを取られる場面が増え、セットプレーでピンチを迎えることが多くなったが、選手たちは身体を張って必死に守備を続けた。



しかし69分、そのセットプレーから同点弾を奪われてしまう。右CKから矢野にヘディングシュートを決められた。警戒していたセットプレーから痛恨の失点を喫し、スコアは1-1となった。



残り20分、ホームで同点に追いついて攻勢をかける名古屋に対して、鹿島の選手たちは身体を張った守備で応戦した。スペースが空いてオープンな展開となる中、名古屋に押し込まれる時間が長くなったものの、逆転弾を許さずに時計の針を進める。81分にはセットプレーから複数のシュートを連ねてゴールを狙ったが、勝ち越すことはできなかった。





3分と表示された後半アディショナルタイムにもスコアが動くことはなく、1-1のままタイムアップ。鹿島はアウェイで連敗を止め、勝ち点1を得たものの、初勝利は今日もお預けに。山本は「悔しさしかない」と繰り返していた。次戦は4月3日、J1 1st第4節の鳥栖戦だ。つかの間のインターバルを経て、迎える4月。7試合が予定された勝負の1か月に向け、しっかりと準備を積み重ねなければならない。



【この試合のトピックス】
・金崎が先制点を記録。リーグ戦では2試合連続の得点だった。
・カイオがスターティングメンバーに復帰。8日に行われたJ1 1st 第1節の清水戦以来、3試合ぶりの先発出場だった。
・梅鉢も、8日の清水戦以来3試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村がリーグ戦2試合ぶりに途中出場した。

監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・セカンドボールや球際の競り合いでは、しっかり自分たちの姿勢を示すこと。
・もっとボールスピードを上げて、リズミカルに試合を進めること。
・自陣両サイドではもっと厳しく!相手に自由にクロスをあげさせるな。

名古屋グランパス:西野 朗
・もっとポジションチェンジをくり返そう。
・後半は攻守をきりかえるテンポを上げていこう。
・球際の競り合いで勝ちきろう。

[試合後]
鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・金崎選手はクロスボールに対して、待つことなく向かっていくことが特長としてある。そのアグレッシブさを持っている選手。それはFWとしては非常に重要なことだ。
・梅鉢選手は前半でイエローカードをもらっていた。彼はまだ若くて、勢いやアグレッシブさ、闘争心がある。2枚目のカードをもらう危険性があったので、交代させた。そこで山村選手を入れる決断をした。1つは、名古屋の高さへの対策で、ノヴァコヴィッチ選手と川又選手がいるので、高さで対抗する形を採った。ある程度、相手のサイドのスピードやクロスに対応することが狙いだった。もう1つは、土居選手に非常に疲労が溜まっていたので交代させたかった。水曜日の試合でもかなり負荷がかかってしまっていて、疲労が色濃くあったところで交代させようとしていたが、先に遠藤選手が違和感を感じてしまって交代をすることになった。そこで、違う決断をせざるを得なかった。
・後半は我々の方が少し動きが重かったという印象。当然ながら、水曜日のACLの試合の疲労が影響したと思う。それはやむを得ない部分と考えている。その中でも多くのチャンスを作ったが、チャンスの数と得点の数の比率が見合っていない。
・(途中から4-1-4-1を採用したことについて)今に始まった問題ではなく、去年やおととしの途中から始まっていることで、自分としてはボックス型の4-4-2でやりたいところもあるが、組み合わせによっては、後半に運動量が不安定になってしまって、センターバックの前のバイタルエリアをどちらかのボランチが見なければいけないのに、そこを使われて点を取られて引き分けたり逆転されたりする状況があった。小笠原選手と柴崎選手の組み合わせでずっとやっている中で、連戦や年齢という部分、小笠原選手には守備への意識はしっかりとあるが、後半になるとどうしてもパワーダウンしてしまうところがある。そこで対策を採るというところで、違う選手を使うことになるが、なかなかうまくいっていない。自分は選手への敬意を持っているし、徐々に育成をしていかなければいけない。そこで4-1-4-1というオプションを採っているが、ピッチ上での約束事を確認する作業を少しずつやっている中で、まだ正直、彼らが習得していないということが実感としてはある。ただ、抱えている課題を改善しなければいけないし、後半に見せる守備の不安定さを何とかチームとして改善できればという思いで必死にやっている。柴崎選手と山村選手、土居選手が中央にいることで少しでも相手に自由にやらせないということができればと思っていた。機能した試合もあるし、そうでない試合もある。来週、1週間あるので、やってはいけないミスの修正をできればと思っている。その後は連戦になって時間が無くなるし、映像で修正していく方法しかなくなる。梅鉢選手は前半は良いが、後半になって疲労
が溜まった結果、不注意によって約束事を守れなくなる時間が見受けられる。成長する時間が必要だと思う。とはいえ、時間は止まらないし、我々は戦っていかなければならない。ただ、自分は4-4-2でやっていきたいが、他の選手が育っていないから、違う方法で対策を採っている。4-4-2でやるためには、守備能力があってビルドアップができる選手が必要だ。
・どの試合を観てもらってもわかることだが、質が悪いわけではなく、チャンスも作っている。1週間空くので、そして完璧なチームではないので、それを修正して良い形を披露できればと思う。

名古屋グランパス:西野 朗
勝ちきれない要因はもちろんあるが、ホームで2試合続けてドローというのは納得できない。いろいろなことをテコ入れする必要があると思う。チームが機能していないということではないと思う。時間帯によってはチャンスも作れているし、決定機もある。それだけを考えれば十分に機能していると思う。ゴールには結びついていないが、トライする戦いはできている。やはり、勝ちきれていないということで、もっと細部にこだわったプレーが積み上がらないと、もっと大きな結果にはつながらないのかなと思う。

選手コメント

[試合後]

【柴崎 岳】
セットプレーの守備についてはチーム内で試合前から話していた。広州恒大戦でやられていたので、声を掛け合おうと話をしていたが、注意力がまだまだ足りない。リードしていたわけだし、勝てる試合を落としたというところが強い。

【昌子 源】
セットプレーでやられることが多くて気を使っていたけど、マークをしていた選手を責めるのではなく、まずは不用意なファウルを避けることが第一だと思う。仕方がない部分もあるけど、ゴールに近い位置でのセットプレーが多かった。

【山本 脩斗】
リードしている中でのセットプレーでやられた。悔しさしかない。セットプレーでやられていることが多い中で、反省しかない。1ポイントを取れたことは良かったとも言えるけど、勝ちたかった。悔しさしかない。

西選手、遠藤選手のコメントは、アントラーズモバイルをご覧ください。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事