日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年3月10日火曜日

◆鹿島 公式戦3連敗 セレーゾ監督お手上げ(トーチュウ)


http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/soccer/news/CK2015030902000154.html

◇J1第1節 清水3-1鹿島

 昨季最終節でJ1残留を決めた清水が3-1で鹿島を破り、幸先のいいスタートを切った。清水は1-1の同点で迎えた後半29分、MF村田の右クロスをMF本田が右足で押し込んで勝ち越し。後半ロスタイムにはカウンターからFW大前元紀(25)が右足ミドルでダメ押しした。鹿島はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグ2戦を含め、今季公式戦で3連敗となった。

 鹿島が勝てない。ACL2戦に続いて、J1開幕戦も落とし、今季は公式戦全敗。セレーゾ監督もイライラが募っているのか、「負けた者はしゃべることがない。負け監督の記者会見はナンセンス」と会見不要の持論を展開する始末だった。

 ゴールに近い自陣でボールを失い、ショートカウンターで失点を重ねた。攻撃も、特に前半はロングボール主体とらしくないサッカーが続く。後半に入ってようやく柴崎、途中出場の遠藤ら中盤を介し、パスを散らして揺さぶる本来の形が出てきたが、1点を返すのが精いっぱいだった。

 1-2で迎えた後半35分すぎには相手DFのハンドが見過ごされるという不運も重なる。セレーゾ監督の矛先も自然と審判に向き、「あの場面で何が起きたのかを居合わせた誰もが知っている。カーペットの下にゴミを隠して何事もなかったかのようにするのはどうなのか」と語気を強めた。

 「チャンスはつくっている。あとは決めるだけ」(同監督)なのは確かだが、その最後の一手が詰められず、J最多16冠を誇る強豪があえいでいる。 (内田修一)

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