日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年7月26日日曜日

◆これぞ代表の底力!鹿島・柴崎、ハリル御前で先制弾&Vアシスト(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150726/jle15072605030002-n1.html

先制点を決める柴崎(左)。1得点1アシストで、視察した日本代表のハリルホジッチ監督に復活をアピールした (撮影・中井誠)

 明治安田J1第2ステージ第4節(25日、カシマスタジアムほか)鹿島は5試合ぶりに出場した日本代表MF柴崎岳(23)が1得点1アシストと活躍し、FC東京を2-1で破って石井正忠監督(48)の初陣を飾った。柴崎は東アジア杯(8月、中国)を前に、視察した日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)へ復活をアピールした。G大阪は同FW宇佐美貴史(23)の決勝点で神戸に2-1で勝利。広島が唯一の開幕4連勝で首位を守り、年間順位でもトップに立った。第1ステージ覇者の浦和は2連敗。

試合に勝ち、サポーターに手を振る鹿島・柴崎=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 大歓声を気持ちよさそうに浴びた。左足の違和感で欠場していたMF柴崎が5試合ぶりの復帰戦で躍動し、鹿島の救世主になった。

 「チームのためにプレーしたことが勝利につながった。1試合勝てたことはよかった」

 まずは前半30分だ。中央から右足を振り抜くと低い弾道のミドルは相手DFの足に当たり、逆をつかれたFC東京のGK権田の横を通り抜けて先制点。1-1の後半36分には右CKをDF昌子の頭にドンピシャで合わせた。昌子は「GKが出るに出られない、相手の一番嫌なところにボールが来た。チームの大黒柱」と柴崎に脱帽した。

 勝たなければいけない試合だった。21日にセレーゾ監督が解任され、石井コーチが昇格。柴崎は「自分たちにも責任がある」と漏らした。翌日に選手は決起集会を開き、再起を誓った。

前半、先制点を決め、祝福される鹿島・柴崎(中央)=カシマスタジアム(撮影・中井誠)

 6月の中旬に痛めた左足は疲労の蓄積が原因とみられ、「いつポキッといってもおかしくない」(クラブ幹部)状況だった。2013年以降は全試合に出場し、昨秋からは日本代表にも定着。1月はアジア杯(豪州)を戦うなどフル稼働してきた代償だった。欠場期間は1勝1分け2敗。嫌なムードを吹き飛ばしたのはさすがだ。

 視察した日本代表のハリルホジッチ監督は「柴崎がプレーしたのはうれしい。ゴールしたし、よかったと思う」と喜んだ。柴崎が電話で指揮官に直接、「選んでくれたら日本のためにいいプレーをしたい」と志願した8月の東アジア杯出場も青信号だ。「いい時と比べたらまだまだ。もっと状態を上げたい」と柴崎。キーマンの復活は鹿島、そして日本代表にとっても明るい材料となる。 (伊藤昇)

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