日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年3月24日木曜日

◆2016Jリーグヤマザキナビスコカップ グループステージ 第1節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51768
ナビスコグループステージ 第1節



鹿島、前半の2失点に泣く。ヤマザキナビスコカップ初戦をホームで落とす。

7度目の優勝、そして連覇を狙う鹿島がグループステージ初戦で手痛い一敗を喫した。昌子、植田、金崎の不在をカバーすべく西のCB起用など大幅にメンバーを変更して臨んだが、前半の2失点に泣いた。

昌子、金崎が日本代表、そして植田がU-23日本代表のため不在という中、石井監督は思いきった手を打った。「札幌以来」という西をセンターバック、そして三竿を左サイドバックへ配置し、西のパートナーに青木、そして右サイドバックには伊東という最終ライン、そしてボランチには柴崎のパートナーに永木を置いた。またゴールには櫛引、前線にはジネイ、土居とフレッシュな布陣で甲府との初戦に臨んだ。





だが序盤はなかなかエンジンがかからない。6分、コンビネーションミスと寄せの甘さからビリー セレスキーに今季初ゴールを決められる。







その後、ちぐはぐなプレーが続き、前半終了間際の45分、右CKからのこぼれ球をニウソンに押し込まれ、0-2とされてしまう。



この状況を打開すべく、石井監督は三竿に代え、山本をピッチに送り出す。不慣れながらも三竿も必死にプレーしていたが、やはり本職の山本が入ったことで左サイドは活性化する。それに合わせ、右サイドの伊東も高いポジションを取り、すでに引いて守る甲府に攻め込む時間が多くなった。



そして60分、その伊東のクロスから山本がどんぴしゃりのヘディングシュートで今季初ゴール。これで鹿島は1点差に迫る。しかし、その後も攻め続けるが、なかなかラストシュートが出ない。相手を崩そうとしながらもボールを失うことを恐れたのか、横パスも目立ち、結局最後まで同点に追いつくことができなかった。





















連覇を狙うナビスコカップ初戦、そしてホームでまさかの敗戦。この事実は重い。しかし4日後には第2節のアウェイ神戸戦がある。ここで今日の悔しさを晴らせるか。早くも今季のアントラーズの真価が問われる時が来た。

【この試合のトピックス】
・櫛引、伊東、青木、三竿、永木、ジネイ、土居が今季公式戦初先発。
・山本が今季公式戦初ゴール。




監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・こんな緩いプレーでは絶対に勝つことはできない。後半立ち上がりからしっかり切り替えて戦おう。
・相手陣内でボールを丁寧につなぐこと。冷静な頭でボールを早く動かすこと。
・積極的にシュートを打って、早い時間で一点返そう。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
・相手のロングボールのセカンドボールに準備すること。
・サイドの攻防で絶対に負けないこと。
・後半の入り方に注意すること。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日は前半の失点がすべてだった。特に1点目、寄せの甘さが本当に痛かった。平日で寒いなか、たくさんのファン・サポーターに見に来ていただいたが、本当に申し訳ないと思う。

Q ハーフタイムにかなり厳しいコメントが出たが、前半どのあたりに不満があったか?

A 失点のところに現れているように、ボールへの反応も非常に遅かった。寄せの部分、体のぶつかり合いでも相手に負けていた。そこをハーフタイムに指摘した。

Q かなりメンバーを代えたが、休ませる意図か? チャンスを与えて発奮させる狙いか?

A 発奮ではないが、試合間隔が短いので、出続けている選手を休ませたいという意図もあった。練習からいろいろな組み合わせをやっていたが、この試合はこのポジションでできるのではないかと考えて選手を選択した。

Q 西選手のCBはおもしろいと感じたが、そのほかで収穫があれば。

A 大伍のCBもそうだが、左サイドで使った三竿も守備の面では非常に安定感を出してくれた。周りのサポートも非常によかったと思う。ジネイも90分出場したが、そこも非常によかったと思う。


ヴァンフォーレ甲府:佐久間 悟
茨城まで来ていただいたサポーターに勝利を届けることができて本当によかった。リーグ戦で完敗したが、ナビスコカップの2試合で勢いを取り戻したいと考えていた。昨年とは違い、若手を起用するという意図ではなく、選手間の競争を求めてメンバーを選んだ。目標は優勝だが、クラブのファーストターゲットは予選突破。そのために全力を尽くそうとこの試合に臨んだ。非常に試合の入り方がよく、前半2点を取ることができた。後半、当然、鹿島にはひっくり返すだけの力があると考えていたので、15分以内の失点は避けようと伝えていた。ベンチワークを含めて、かなりいろいろな手を打ったが、2-1で終えようと割り切ってカードを切っていった。出場機会から遠ざかっている選手たちも、今日は期待していることに応えてくれた。この勝ち点3を活かして、次の大宮戦ではホームでなにがなんでも勝利したい。


選手コメント

[試合後]


【西 大伍】
余計な失点だった。2失点目も締める声をかけられれば防げた。全員のテンションを高めるのも僕の役目。全て自分に責任がある。チャンスはあったが、最後のところで、もう一人かわすプレーやワンツーがあっても良かった。4バックのCBは初めて。やる選択肢も多いし、またやってみたいと思う。

【山本 脩斗】
(前半は)試合を見ながら準備をしていた。前半終了5分前で交代を言われた。自分に出来ることは攻撃的に流れを変えること。相手も守るために引いていたし、積極的にいこうと思っていたが2点目を取れなかった。(得点は)ユキがいいボールを上げてくれたので飛び込むだけだった。失点シーンも球際とセカンドボール。相手はほぼ全員で守りに入り、サイドで起点になるのは分かっていたのに崩し切れなかった。

【永木 亮太】
立ち上がり、前半終了間際の失点というのが良くなかった。1失点目は自分の軽いプレー。責任を感じている。やってはいけないプレーだった。セットプレーでも足が止まっていて残念な失点の仕方だった。試合に入り切れていなかったと反省している。切り替えるしかない。同じことを繰り返さないようにしっかりやっていきたい。

【土居 聖真】
石井さんから試合前にリーグ戦同様に開始からアグレッシブにいこうといわれていたが、そんな矢先に軽いプレーで失点してしまった。1点を取って守るという相手のプラン通りの展開になってしまった。仙台戦でもそうだったが、早い時間での失点は見つめ直さないといけない。もっと1点の重みを感じてやらないといけない。

【櫛引 政敏】
入り方が悪かった。相手のチャンスはほぼなかったが、セカンドボールを拾う事も出来なかった。その中で、セットプレーでやられてしまった。試合の雰囲気を作れなかった。相手の出足に負けていた。試合の入り方は改善しないといけない。

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