日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年5月15日日曜日

◆2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第12節(オフィシャル)


http://www.so-net.ne.jp/antlers/games/51785

明治安田J1 1st 第12節

金崎の先制弾を守り抜き、横浜FMに勝利!鹿島、ホーム通算250勝を飾る。
鹿島が苦しみながらも、J最速となるリーグ戦ホーム通算250勝を飾った。ここ最近、得点のなかったセットプレーから金崎が頭で決めた虎の子の先制点を最後まで守り切り、横浜FMに1-0と勝利した。



遠藤を負傷で欠き、中盤の構成が注目されたこの試合だったが、石井監督が選んだのはこれがプロ入りして以来初のリーグ戦先発を飾ることになった杉本だった。序盤、その杉本や金崎、赤崎らが前線から横浜FM選手をチェイシングし、中盤の中村や齋藤に自由を与えない。鹿島はいつもの前線からのアグレッシブな守備で主導権を握った。



そして9分、左サイドのFKから先制点は生まれた。キッカーの柴崎がゴール前へ入れたボールを金崎が頭で押し込み、カシマスタジアムに歓喜をもたらした。





これで勢いに乗るかと思われたが、ここから横浜FMも徐々にリズムを取り戻す。前半、最も危なかったシーンが43分。齋藤に小笠原ら3人を抜き去られ、ラストパスをゴール前でフリーのマルティノスに送られる。万事休すと思われた次の瞬間、マルティノスがシュートを左へ大きくそらした。









相手のミスで救われた鹿島はこのまま前半を終える。後半に入り、前半に負傷した小笠原がピッチを離れ、永木がその代役を務めた。





後半はほぼ横浜FMのものだった。中村を中心にボールを保持され、鹿島は最終ラインを中心にブロックではじき返すというシーンが繰り返された。そして試合終了間際にも山本、カイオ、永木らが囲んだマルティノスに個人技でやられ、決定機を作られる。しかしこのシュートもクロスバーの上と鹿島は最後の最後まで運のいい時間を過ごした。

















そして、試合終了のホイッスルがカシマへ響く。内容は非常に寂しいものだったが、待望の勝ち点3、そしてJ最速となるリーグ戦ホーム通算250勝を飾った。試合後、熱いコールを続けてくれたサポーターのためにもこれから勝ち続けなければいけない。

戦いはこれからだ。



【この試合のトピックス】
・この勝利でJ最速となるリーグ戦ホーム通算250勝を達成。
・杉本がプロ入り初となるリーグ戦先発。



監督コメント

[ハーフタイム]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
・後半立ち上がりから落ち着いて、また自分たちのペースをとり戻すこと。
・リスクマネジメントを徹底しよう。とくに相手のカウンターに要注意だ。
・プレスをかけるときは慌てず、しっかりと相手を見ながら追い込んでいこう。


横浜F・マリノス:エリク モンバエルツ
・後半の入り方を注意しよう。
・絶対チャンスは来るので、しっかり守備をしよう。


[試合後]
鹿島アントラーズ:石井 正忠
立ち上がりは理想的な戦い方ができたと思う。しかし、相手の速いサイドハーフの2人にカウンターを受けてしまい、そこから流れが悪くなってしまった。得点場面は今週練習していたセットプレーの形で決めることができたので、そこは非常によかったと思う。後半もしっかり自分たちの形を保ってゲームを進めたかったが、攻守のバランスがあまりよくなく、オープンな戦いになってしまった。今日、来てくれたたくさんの方に勝ちゲームを観てもらえたことは非常によかったと思う。

Q 今日の勝利でホーム250勝となったが、監督自身もプレーして勝利した試合もあり、思い入れがあるのでは?

A 私が直接勝利にかかわった試合は少ないが、数多くのホームゲームで勝つことができた。250勝というのは、歴代の選手たちの実績だったり、頑張りで積み上げた数字で、その歴史を感じつつ、監督としてその数をさらに伸ばしていければと思う。


横浜F・マリノス:エリク モンバエルツ
非常に高い強度のゲームだった。少なくとも引き分けの内容だったと思う。相手よりもたくさんのチャンスを作っていた。セットプレーで失点をしてしまった。今日の選手たちのパフォーマンスはすばらしかったので、セットプレーでの失点が本当に悔やまれる。


選手コメント

[試合後]

【杉本 太郎】
なかなか先発になる機会が少ない中、やっと巡ってきた機会だったので、その気持ちをプレーに出そうと思っていた。ベースには「闘う」ということ。プラスアルファ、違いや攻撃のアクセントになれればと。厳しい内容の試合が続くが、チーム一丸となって、僕自身も優勝に貢献できるよう頑張りたい。

【西 大伍】
結果はよかった。いい試合をして勝てないよりも、勝つことが大事。ボールを体に当てることや全員が気持ちを出してやったことが無失点につながったと思う。ただ、みんなが少しずつ要求があったり、もやもやを残した試合だったので、次にそれを解消したらいいチームになると思う。次の試合への意気込みとしては、「勝つ」ということだけ。

【昌子 源】  
常に守備をしていた試合だった。僕は守備の選手なので、無失点に抑えられてよかった。中3日、しっかり疲労をぬいて調整して、同じ内容でできるよう頑張りたい。

【山本 脩斗】
耐えたという感じ。この勝ち点3は大きい。勝ててよかった。1点とって相手は点を取りに来ていたし、難しい試合になった。内容は良くなかったが、夢生が取った1点を守り切れてよかった。1点とった後は、(マークしていたマルティノスも)割り切って戻る感じがなかったので、そこのケアを考えていた。スピードがあって左利き。独特で初めてのタイプだった。なかで源がうまく対応してくれたし、0に抑えられてよかった。なかなか前に人をかけられず、難しいところもあったが、チーム全体でもっともっと良くしていきたい。

【永木 亮太】
前から相手も来ていたし、セカンドボールを取れなかったのが、うまく自分たちで回せなかった要因。1-0の状況で出場したので、まずは失点しないことを考えていた。うちはカウンターが得意だし、スピードのある選手がいるのでカウンターで1点をと思っていたが、最低限の0で終えられたのは良かった。今日の試合で納得している選手はいない。まだ上を目指せる位置にいるので、諦めずにやっていきたい。

【曽ケ端 準】
(LIXIL賞は)勝たないことにはもらえないもの。夢生が点を取ってくれたからこそ。前半のマルティノス選手のシュートが一番危なかった。最後のところでDF陣が体を張ってくれていた。苦しい試合展開のなかで勝ち点3をとれたのは大きい。

【柴崎 岳】
苦しい試合だった。押し込まれる時間も多かったが、勝ち点3をとれて良かった。(得点シーンは)いいボールを蹴れたと思った。あとはなかを信じた結果。これから増やしていきたい。キッカーを任された以上、正確なボールを蹴っていきたい。今後も勝ち点3を積み上げていく作業を続けていきたい。タイトルとか勝ち点3とかを気にせず、目の前の試合を勝っていきたい。

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