日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月5日日曜日

◆7月に鹿島VS大迫ケルン!リーグが放映権マネーで強化試合を主催(報知)




 Jリーグが新設するサマーブレイク(7月15~23日)でドイツ1部1FCケルンを招聘(しょうへい)し、鹿島と強化試合を開催する方向で調整していることが4日、分かった。Jリーグ関係者が明かした。サマーブレイクは海外クラブとの対戦を促進するために作ったリーグ中断期間。昨季J王者鹿島、2位浦和がJリーグ主催で海外クラブと対戦する。浦和はドイツ1部ドルトムントと対戦する方向で話し合いが進められている。

 Jリーグが鹿島の強化試合相手に1FCケルンを用意する。Jリーグ関係者によるとすでにケルンにオファーし、現在は交渉中だという。交渉次第ではスペイン1部のクラブに変更される可能性も残されているが、順調に進めば今夏に浦和―ドルトムントに続く、Jクラブ―ブンデスリーガ1部の強化試合が開催される可能性が高くなった。会場はカシマスタジアムを予定している。

 Jリーグは今季からリーグ中断期間として「サマーブレイク」を7月15~23日に新しく設ける。Jリーグの村井満チェアマンがJクラブのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の王座奪回を始めとする「世界に通用するクラブ」を目指し、海外の強豪と強化試合を行う期間として用意した。昨季リーグ王者の鹿島、2位の浦和については開催に関わる費用はJリーグが持つことになっている。

 ケルンには、鹿島OBの日本代表FW大迫勇也(26)が所属しており、古巣対決として注目を集めそうだ。今の勢力図ではドルトムント(現在リーグ4位)に劣るが、ドイツリーグ発足後初代王者(1963~64年シーズン)で、ドイツでは古豪に位置づけられるクラブ。今季は7位につけている。日本人との関係も深く、かつては同1部で初めて日本人として活躍したFW奥寺康彦(現横浜C取締役会長)を始め、DF槙野智章、MF長沢和輝ら多くの日本人がプレーしたクラブの一つだ。

 Jリーグは今季から英国の世界最大手、パフォームグループと10年の放映権契約を結び、約2100億円が入る。リーグの優勝賞金、クラブへの配分金も大幅に増やすが、海外クラブとのマッチメイクも放映権マネーを資金源に開催される。ドルトムントと同様に、渡航費などを含めて開催費用は数億円に上る見込みだ。

 鹿島は昨年リーグ、天皇杯の2冠を達成。クラブW杯決勝(昨年12月18日・横浜国際)では延長戦で2―4と敗れたが、欧州王者Rマドリードを苦しめ、世界に衝撃を与えた。今季はACLとルヴァン杯を含む国内3タイトルの制覇を目指す鹿島がドイツの古豪と相まみえる。

 ◆1FCケルン 1948年創設。ドイツ西部のヴェストファーレン州に本拠を置く。ホームスタジアムはラインエネルギーシュタディオン(5万人収容)。主な獲得タイトルはリーグ優勝2回(1964、78年)、ドイツ杯優勝4回(68、77、78、83年)。かつて奥寺康彦(77~80年)、槙野智章(11~12年途中)、長沢和輝(14~16年途中)がプレーし、現在は大迫勇也(14年~)が在籍。主なOBに福岡、横浜Cで監督を務めたリトバルスキー氏、元ドイツ代表FWポドルスキら。今季は18節を終え7位。

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170204-OHT1T50248.html

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