日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月5日日曜日

◆【金沢】鹿島から移籍の垣田&大橋が“昇格請負人”宣言!(報知)




 26日のJ2開幕まであと1か月を切った。宮崎キャンプ中のツエーゲン金沢は、3日も午前午後の2部練習を行った。スポーツ報知では今季、J1昇格を目指すチームに新加入した選手に注目し、紹介していく。FW垣田裕暉(19)、MF大橋尚志(20)の両選手は昨季、J1で年間優勝を果たした鹿島から移籍してきた。期待のホットラインは、リーグを制覇して“昇格請負人”となると宣言した。(聞き手・尾田 敏成)

 ―キャンプも中盤に入った。チームの雰囲気は。

 大橋(以下大)「年上の選手が声をかけてくれるのでやりやすいです」

 垣田(以下垣)「いい雰囲気で、できています」

 ―監督は攻撃サッカーを目指している。その中で自分をどう生かすか。

 大「(監督のサッカーは)自分のやりたいサッカーの考え方と似た部分があります」

 垣「俺も好きですね、そういうサッカーは。自分たちから仕掛けて攻撃的に行くのは受け身よりいい」

 大「ボランチとして攻守のアクションを起こす位置だったり、ボールを奪って攻撃につなげたり、最後のパスを出したりしたい。ハードワークも大丈夫です」

 垣「空中戦もできるし、走れるし、足元の技術もある、全体的なレベルの高さを見せたい。あとは(自分は)FWなので得点は欲しい。ですが、ごりごり得点だけを狙っていくタイプではない。得点よりも勝ち点を取れる選手でありたいです」

 ―お互いの評価は?

 大「(垣田は)守備の時は、行けと思ったところで行ってくれるし、縦パスを入れたらしっかりおさめてくれるので、FWとしては心強いですね」

 垣「尚志君のいいと思うところは大型ボランチというところ。技術のいるポジションで大型なのは少数。世界で戦える。あとは、攻守の切り替わった時のつぶしの速さ。ボールロスも少ない。鹿島ホットラインというのはありますね」

 大「それはない」(笑い)

 垣「あります!」

 大「(垣田は)2番目の選択肢です」

 垣「2番目…」(苦笑い)

 ―今季の目標は?

 大「とにかくチームが勝つこと。アピールも大事ですけど、それ以上にチームを勝たせられる選手になりたいので」

 垣「勝つことへの執着心。やっぱり、やるからには優勝したい。出た大会は全部タイトルを取りたい。苦しくなった時は勝ちたいと思った方が勝つと思う。どんな状況になっても目の前の試合にしっかり勝って、その積み重ねが最後に良い結果につながると思う」

 ―この先、どういう選手を目指す?

 大「試合をするうえで必要だなという選手になりたい。派手ではないけど、地道にやり続ける選手。目立たないけど、この選手がいないと、という…。そういう存在になりたい」

 垣「自分たちの仕事は、格好良く言えばエンターテイナー。感動とか、熱いところとか、見ている人に伝えられる選手になりたい。そして、得点だけじゃない、チームを勝たせる選手でありたいなと思います」

 ―初めて金沢に来た時の印象は?

 垣「朝が寒い。雪も結構降る。雪道の運転も初めてですし」

 大「天候の移り変わりが激しいです」

 ―サポーターに意気込みとメッセージを。

 大「開幕(アウェー・愛媛戦)からスタメンを取って、フルで1年間活躍したい。目標は昇格です。そこに向かって全力を尽くすので応援よろしくお願いします」

 垣「優勝するんで、いっぱい力をくれたらなと思います。(2人で)昇格請負人ということで」

 ―ありがとうございました。仲の良いコンビですね?

 垣「普段から仲良しです」

 大「いや良くない」

 垣「良いですよ!尚志君はツンデレなところあるんです」

 大「練習に行くときに(垣田の車に)乗っけてもらう程度(の仲)です」

 垣「これから買い物とかも一緒に行く予定です」

 大「俺1人で行く派なんで」

 垣「服もかぶること多いんですよ」

 大「いやいや。こいつ、本当、センスないんですよ。ほんと、やめて」

 垣「仲良いです」

 大「いや良くない」(笑い)

 ◆垣田 裕暉(かきた・ゆうき)1997年7月14日、群馬・邑楽郡板倉町生まれ。19歳。右利きのFW。鹿島ユースを経て16年トップチーム昇格、同年プロデビュー。186センチ、78キロ。血液型A。独身。
 ◆大橋 尚志(おおはし・ひさし)1996年12月1日、茨城・つくば市生まれ。20歳。右利きのMF。鹿島ユースを経て15年トップチーム昇格、16年プロデビュー。184センチ、73キロ。血液型AB。独身。
 ◆取材後記 

 冷静な大橋と、熱血男・垣田。そんな印象を受けた。しっかり考えてから言葉を選んで話す大橋に対して、話しながら考えをまとめるタイプの垣田。インビューでもついつい話が大きくなる垣田を「いやいや」「それは」と大橋が横からやんわりといさめる。そんな光景が何度か見られた。

 それでも2人で話し出すと止まらない。笑いながらああでもないこうでもないと延々としゃべり続ける。

 2人の意見が一致したのが「昇格」というフレーズ。2人の目は真剣そのもので、J1への昇格という目標の達成を信じて疑わない、ハッキリとした口ぶりだった。

 長いシーズン、良いときも悪いときもあるだろう。チームが波に乗れないような苦しい時こそ、2人の若さや勢い、勝利を渇望する気持ちがきっとチームの力になってくれるはずだ。(尾田 敏成)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170203-OHT1T50209.html

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