日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年2月24日金曜日

◆<ナンバー流totoの楽しみ方> 鈴木隆行が選ぶ、J序盤の注目カード(NumberWeb)




今年で25年目を迎えるJリーグは1シーズン制が復活。昨オフには積極的に戦力を補強するクラブが目立った。5つのJクラブを渡り歩いた男が、今季の序盤戦を展望する。

鈴木隆行

 シーズンの開幕時期に気になるのは、やはり各チームの新戦力。中でも楽しみにしているのは、現役時代に日本代表の一員としてともにプレーした中村俊輔です。彼が加入したジュビロ磐田と清武弘嗣が復帰したセレッソ大阪の対戦は“新司令塔対決”として注目しています。

 おそらく2人とも、開幕戦に向けたモチベーションは極めて高いでしょう。横浜F・マリノスからの移籍を決断した俊輔は「もう一度自分の力を示したい」と強く思っているはず。指揮官(名波浩)と司令塔、この2人のコンビが噛み合えば、磐田はもう一段階強くなれる気がします。

 ただ、もし僕が磐田の選手だったら、このタイミングでの清武の加入は「イヤだな」と思うでしょう。昨シーズンのC大阪には選手個々の能力を連動させるピースが足りないという印象がありましたが、清武がその役割を担ってチームに組織力をプラスすることができたら、相手にとって大きな脅威になるはずです。

 司令塔対決の軍配がどちらに上がるか。その観点だけで勝敗を予想するのも面白いかもしれません。策士である名波さんのこと、“普通じゃないこと”を仕掛けてくる可能性も十分にある気がします(笑)。

鈴木優磨vs.大久保嘉人……注目のストライカー対決。

 開幕戦、もう一つの注目カードはストライカー対決。僕の古巣であり、今最も活きのいい若手ストライカーと言える鈴木優磨を擁する鹿島アントラーズと、13年から3季連続で得点王に輝いた大久保嘉人を獲得したFC東京の一戦です。

 昨シーズンのJリーグを制した鹿島は大幅な戦力アップに成功しました。その中で背番号9をもらった鈴木の特長は“気持ち”が見えることであり、そういう選手には「もっと伸びる!」と期待したくなります。ただ、MFレオ・シルバやFWペドロ・ジュニオールら外国籍の即戦力を獲得しているので、彼らがいかに早くフィットするかも大きなポイントです。これはどのチームにも共通しますが、即戦力を加えることには、既存戦力が構築したスタイルを崩しかねないというリスクも伴うのです。

 もちろんそれは、FC東京の大久保にも言えるでしょう。個人としての得点能力は間違いない。でも、チームにフィットしなければその能力も発揮できません。両ストライカーが開幕時点でどのくらい機能しているか。それはむしろフィニッシュ以外の局面に表れる気がします。

風間監督が去った後の川崎はどう変わるか?

 第2節からは川崎フロンターレ対サガン鳥栖の一戦をピックアップしましょう。特に注目したいのは、風間八宏前監督が去った川崎です。彼らにとって今シーズンは、タイトル獲得までの“あと一歩”を埋める戦い。攻撃面でのプラスアルファを期待される家長昭博が、中村憲剛や小林悠とどのような連係を築くのか。または、チーム内でどのような役割を託されるのか。大久保がいた昨シーズンとの違いに着目することで、“あと一歩”への取り組みが見えてくると思います。

 鳥栖の注目選手も、同じく新加入の小野裕二です。4年に及ぶ海外での経験は大きな自信になったはず。“日本のサッカー”と“海外のサッカー”は大きく異なりますが、本当の実力があれば戸惑うこともありません。彼が実力を発揮すれば、豊田陽平を軸とする鳥栖の攻撃力はさらにパワーアップする気がします。

 さて、皆さんはどの試合に注目していますか? totoの醍醐味は、自分自身で予想できること。「この試合はこういう展開になる!」という自分なりの答えを見つけて、自信を持ってマークシートに反映してください。もしそれが当たったら……。きっとゴールを決めた瞬間と同じくらい、大きな喜びを得られるはずです(笑)。

鈴木さんが語るtoto購入時のポイント

totoを攻略するためのポイントは、やはりJ2の予想をどれだけ当てられるかだと思います。特に僕が意識しているのは、両チームのスタイルの“噛み合わせ”とストライカーの存在。僕自身も選手として経験しましたが、J2は前評判の高いチームが勝てるリーグではありません。試合展開を占う上で知るべきは、ホームとアウェイで異なる各チームの戦い方。攻撃型か、それとも堅守速攻型か。どんなフォーメーションで戦い、どんな戦術を採るのか。そうした情報を細かく集めて戦い方を分析すると、その試合の予想に大きく役立つと思います。

http://number.bunshun.jp/articles/-/827458

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