日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2017年6月16日金曜日

◆ドルトムント&セビージャ来日控え、対戦の浦和OB鈴木啓太と鹿島OB岩政大樹が展望(サッカーキング)




 7月に開催される『明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017』に先立ち、15日にJFAハウス・サッカーミュージアムにてトークイベントが開催。Jリーグの村井チェアマン、明治安田生命保険相互会社取締役の根岸秋男代表執行役社長、Jリーグの原博実副理事長、元日本代表で東京ユナイテッドFC所属のDF岩政大樹、同じく元日本代表の鈴木啓太氏が出席した。

 7月15日に行われる浦和レッズvsドルトムント、同22日に行われる鹿島アントラーズvsセビージャの2試合を合わせたものとなる同大会は、今季から導入されたJリーグのサマーブレイクを使って行われる。村井チェアマンは、「日本代表を強化するには代表選手が世界と戦うだけではなく、Jクラブが世界と戦うことが必要で、日本サッカーに寄与できると考えておりました。そうした観点でも開催を嬉しく思っています」と喜ぶ。浦和vsドルトムントは19時10分キックオフとなるが、フジテレビ系列にて生中継されることについても言及し、「多くの方に見ていただきたいです」と話した。



 また、Jリーグのタイトルパートナーである明治安田生命の根岸社長も挨拶で「Jリーグや各クラブがより魅力的に成長し、ファン拡大、応援の熱量の高まりにつながるのではと期待しています。Jリーグと地域に元気をもたらすという我々の取り組みにもつながるのではないかと思っています」と、大会に期待を寄せた。

 2名の挨拶の後は原副理事長、鹿島OBである岩政氏、浦和OBである鈴木氏が登壇してのトークセッションとなり、2試合の展望。鈴木氏は、「ドルトムントは世界屈指のハイプレス、スピードで展開するサッカー。浦和はどこまでできるか、ではなく勝ちにこだわってほしいです」とエールを送る。鹿島は大岩剛新監督が就任したばかりだが、鹿島在籍時にコンビを組んでいた岩政氏は、「選手時代から海外サッカーについてよく話していました。どういう采配を振るうか注目です」と、元同僚の指揮をポイントに挙げた。



 また、両者ともに過去に自身も経験した欧州のビッグクラブの経験が糧になったとコメント。2007年のクラブワールドカップでミランと対戦するなどした鈴木氏は、「成長するためのいい経験になります。勝負にこだわる試合は自分の物差しを広げます。自分自身もそうでした」と振り返ると、2008年のさいたまシティカップでバイエルンと対戦した際、「縦へのパススピードがすごいですね、バイエルンと対戦した時に強く感じました。シュートのようなパスを出してくるので、こっちはアタックに行けない。体感することはいい経験になります」と感じた事例を出して、説明。

 岩政氏は2004年にバルセロナと対戦、翌年にマンチェスター・Uと対戦したことを挙げ、「今、振り返って対戦してよかったなと思います。プロになってすぐ経験できたことはよかったですね。相手DFが上がってきた時に『デカイな』『太いな』と感じました。僕が感じることがなかったんですが、体ぶつけてもなかなか動かない」と、こちらも体感した経験が生きたと明かす。特にマンチェスター・U戦では、「(後半途中から)ファン・ニステルローイ出てきて、ガツガツやっていたら、ボールがないところで蹴られて。嬉しかったですね(笑)」と笑顔で話した。



 トークショーでは2試合のスコア予想も実施。まず浦和vsドルトムントではOBの鈴木氏が4-3と打ち合いで浦和勝利を予想。「レッズが負けると予想できないですよ(笑)」と、事情も踏まえて(?)の予想で会場を笑わせつつ、「駒井(善成)選手のドリブルはブンデスにもなかなかないタイプだと思うので、結構いけるのでは。関根(貴大)、駒井は嫌だと思います。ペナルティエリアの角くらいから駒井が切り裂く場面を見たいですね」と、キーマンに浦和のドリブラーを挙げた。

 岩政、原の両名は浦和戦はそれぞれ3-3、2-2のドロー予想。これを受け、「引き分けは無しにしましょうよ」(鈴木)との要請を受けて、鹿島vsセビージャの予想へ。鈴木氏は「鹿島が嫌いなわけではないですよ(笑)」と前置きした上で、「カウンターから(鹿島が)1点。固い試合になるのでは」と1-2でセビージャ勝利予想。原氏も1-3でセビージャ勝利を予想し、「監督が変わり、チャンピオンズリーグ予備予選も早い段階である。そう考えるとすごいモチベーションなのではと。気合いが入っていると思います」と、監督へのアピールやコンディションを早く整えるために、本気のセビージャが見られると踏んでいる。



 気になる古巣の結果予想をした岩政氏は、まさかの2-3でセビージャ勝利と回答。「本気のセビージャとやってほしいですし、ダメだった経験も必要」と、敗戦から得るものがあるとコメントし、勝ってしまうとリーグ終盤戦への勢いがつかなくなることや、AFCチャンピオンズリーグを敗退した事実が薄れてしまうことも懸念してのスコア予想と回答している。

https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20170615/601126.html?cx_cat=page1

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事