日刊鹿島アントラーズニュース

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2018年9月7日金曜日

◆“前半90分”はドロー決着。鹿島FW土居聖真「すべては次に懸かっている」必勝態勢で臨む第2戦(GOAL)



土居聖真 Shoma.Doi


9月5日、JリーグYBCルヴァンカップの準々決勝が行われ、鹿島アントラーズはホームで川崎フロンターレと引き分けた。


JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝第1戦、ホームの県立カシマサッカースタジアムに川崎フロンターレを迎えた鹿島アントラーズは、西大伍のゴールで先制するも、PKから同点に持ち込まれ、1-1のドローという消化不良の結末に終わった。

第2戦は中3日を経て9日に開催。川崎Fの本拠地である等々力競技場は諸事情により使用できず、味の素スタジアムでの開催となる。

「自分が何とかしてやるというような、オラオラの状態。『出番があったら、任せろ』という感じです」

苦戦が続くリーグ戦、1-3と首位のサンフレッチェ広島に完敗を喫した1日のアウェイゲーム後、土居聖真はルヴァンカップ初戦へ向けてそう語った。相手になすがままにされるチームメートを90分間、ベンチから見守った土居は「大会も変わる。『こうした方がいいんじゃないか』と思うことをプレーで示したいですね」と、“宿敵”川崎フロンターレとの対戦に闘志を燃やしていた。


■突破口を見い出せず終わった“前半90分”





しかし、立ち上がりからボール保持率を高めたのはビジターチームだった。鹿島は最終ラインから中盤へと差し掛かるところでのビルドアップにミスが多く、なかなかペースをつかめない。

4分には左サイドを突破され、PA左側からクロスを上げられてヘディングシュートを許した。至近距離から打たれた一撃はGK曽ケ端準が間一髪でセーブ。副審の旗も上がっていた。

その後もボールロストしてしまい、カウンターで深い位置まで押し込まれる場面も多く、鹿島はなかなか主導権を握れない。それでも10分を経過した頃から、土居がスペースを突いてパスの経由路を確保する。15分には土居がスピードに乗ったドリブルでPA右手前まで持ち込んだものの、シュートまでは至らず。苦しい時間が続いたが、突破口を見出そうと、土居はもがきながら戦う姿勢を見せた。

すると19分、待望の先制点が生まれる。安西幸輝からのロングパスを敵陣深くで受けた遠藤康が、切り返しから右足でファーサイドへクロス。これをフリーで待っていた西大伍がコースを狙ったヘディングシュートで川崎Fからリードを奪った。

その後、少しずつ敵陣でのプレータイムを増やした鹿島だったが、なかなかチャンスを作ることができない。そして30分、ペナルティーエリア内でCB町田浩樹が、相手FWの知念慶を倒し、PKを献上。そのまま、知念にペナルティースポットから同点弾を叩き込まれた。

後半も突破口を見い出せないまま、戦う鹿島はベンチスタートとなった鈴木優磨、セルジーニョらもピッチに立ったが、最後まで追加点を奪えず。80分過ぎの絶体絶命のピンチには、ポストに救われるなどの幸運もあり、1-1のドローで“前半90分”を戦い終えた。

「ずっとボールを持つことが理想的だけど、相手の時間帯もある。状況を読んで最善のプレーができるかどうか」。86分、山口一真との交代でピッチを降りた土居は悔しさを口にしつつも、第2戦での勝利を誓った。3年ぶりの優勝へ。すべては9日の”後半90分”に懸かっている。





◆“前半90分”はドロー決着。鹿島FW土居聖真「すべては次に懸かっている」必勝態勢で臨む第2戦(GOAL)



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