日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年3月26日火曜日

◆冨安と畠中、そしてU-22板倉、中山からも刺激…昌子「良い争いができている」(ゲキサカ)



昌子源 Gen.Shoji


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 キリンチャレンジカップ・コロンビア戦(●0-1)でロシアW杯以来の日本代表復帰を果たしたDF昌子源(トゥールーズ)は、今回の合宿を通じて新たな思いが芽生えているようだ。同ボリビア戦を翌日に控えた26日、新たなライバルとなった若手選手の名前を列挙しつつ、「いろんなところで貢献していきたい」と語った。

 森保一監督は25日、ボリビア戦ではコロンビア戦から先発メンバーの「総替え」を明言。コロンビア戦で先発していた昌子はベンチに控える可能性が高い。ただ、若手扱いのロシアW杯から一転、現代表では1991年度以前に生まれた年上選手が7人しかおらず、中堅となった26歳は新たな役割に意欲を見せている。

「意見を求められる機会が増えた。先輩面をするつもりはないし、代表キャップも全然多くないし、偉そうには言えないけど、少なからずW杯には出してもらったし、試合には出られなかったけど4年前のアジア杯も経験させてもらったので、そういうところを伝えられればいい」。

 今回の合宿ではロシアW杯を共に戦っていたDF吉田麻也(サウサンプトン)、DF槙野智章(浦和)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)が招集外。自身がいない間にDF冨安健洋(シントトロイデン)が定位置を掴み、DF三浦弦太(G大阪)がメンバーに定着した他、DF畠中槙之輔(横浜FM)も台頭するなど、ポジション争いは安泰ではなくなった。

「自分もその中に入っていくために何をしないといけないか。環境も変えて、いろんな状況が変わった半年間だった。慣れない環境もそうだし、グラウンドも違うし、家族とも離れて、もちろん日本との時差もある」。

「(アジア杯までの)代表に選ばれなくて悔しい思いはあったけど、自分の序列のことより、もう少しやらないといけない。プレーもそうだしいろんなところで貢献しないといけないという意識が出てきた。学ばないといけないことがはっきりわかってきた」。

 若手の台頭に危機感を述べつつも、競争は歓迎している。

「トミ(冨安)とか槙之輔とか、良い選手が下に出てきて、まだ呼ばれてないけどナオ(植田)もいる。もちろん麻也くんも。これまで代表でもなかなかCBのレギュラー争いはなかったし、弦太もいるし、CBでいい争いができている。ナオも鹿島でやっているから実力はわかっているし、U-22には板倉くん(板倉滉)とか中山くん(中山雄太)もいる。彼らはこっちにいつ来てもおかしくない状態にいる」。

「自分が試合に絶対に出られればキャップ数も増えるしってなるけど、日本のことを考えても、一サッカー選手としても競争がないと絶対にうまくならないと思うし、より強いレベルの相手と戦うことに意味があると思う。だから僕もフランスに行った。そしてここで槙之輔とかトミとかと会って、刺激になっている」。

 だからこそ、もし出場がなかったとしても、自身の役割はあると考えている。「まず明日、まだ監督も(メンバー変更について)『はっきりとは…』と言い方をしているので準備は怠らず、出なくてもしっかりサポートできるように頑張ります」。ボリビア戦は経験の浅い先発メンバーだけでなく、コロンビア戦に出場した主力選手にとっても実り多き一戦になりそうだ。

(取材・文 竹内達也)




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