日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年3月27日木曜日

◇内田W杯出場微妙…高徳、右サイドバックは任せろ(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20140326/jpn14032604410000-n1.html

 ブンデスリーガ・シュツットガルトの日本代表DF酒井高徳(23)が25日、サンケイスポーツのインタビューに応じ、ブラジルW杯への決意を語った。右太もも肉離れと腱損傷でDF内田篤人(25)のW杯出場が微妙な中、代わる右サイドバック(SB)候補の筆頭は「自覚も増している」と明言。同僚のコートジボワール代表DFアルトゥール・ボカ(30)から「(日本戦は)楽勝だ」と“挑発”されたことも明かし「W杯で日本の印象を覆す」と宣言した。(取材構成・志田健)

 日本のピンチはイケメンSBが救う! W杯の舞台へ、DF酒井高が強い覚悟を示した。

 「(代表に)何度も呼んでもらって試合の重みも感じているし、どういうプレーを還元できるかも見えてきている。自覚も増していますね」

 日本人の父、ドイツ人の母を持つ23歳は、さらに「出場機会の少ない選手が上を脅かすことで、チームは進化する。その中の1人としてやっていく心構え」と続けた。

 不動の右SB、内田が右脚を負傷。検査で緊急帰国するなどW杯出場に黄信号がともる。5日のキリンチャレンジ杯・ニュージーランド戦では背番号2を継承し、代わる右SBとして4-2の勝利に貢献。15日のブンデスリーガ25節ではドイツ紙ビルトのベストイレブンに初選出と「自覚」をプレーで証明している。

 燃える理由もある。シュツットガルトの同僚で、6月14日のW杯初戦で激突するコートジボワール代表のDFボカから“挑発”を受けた。

 「彼は(10年南アW杯直前の)日本戦に出ていて、その印象から『楽勝だな』って。『まあ、見てれば』と返しましたけど、他の国から見たら日本のレベルはそこなのかなと。このW杯は日本の印象を覆す大きなチャンスだと思う」

 1次リーグの相手を「日本は球際をハードにこられるチームに弱い。3チームともそういうチーム」と警戒しながらも、なめられた借りは返すつもりでいる。

 先輩への“恩返し”もモチベーションだ。南アW杯では19歳で帯同メンバーに選出され、「高いレベルで練習できて向上心がわいた」。特に感謝するのがMF中村俊輔(横浜M)の存在。「優しくてアドバイスもくれた。俊さんとプレーできたのが一番の思い出。勉強になった」と振り返った。

 「攻撃が好きなので攻撃でチャレンジしたい。そこを意識したい」。安定感の内田に対し、若さあふれる攻撃参加が武器の酒井高。若武者が、ザック・ジャパンの窮地に立ち上がる。

酒井 高徳(さかい・ごうとく)

 1991(平成3)年3月14日生まれ、23歳。米ニューヨーク州出身。日本人の父とドイツ人の母の間に4人兄弟の次男として生まれ、2歳で新潟・三条市に転居。2008年に新潟ユースから昇格し、09年3月のFC東京戦でJリーグ初出場。12年1月にシュツットガルト(ドイツ)に移籍した。各年代の日本代表にも選出。12年9月のUAE戦でA代表デビューし通算12試合0得点。兄は柔道家の高喜(24)、三男はJ2福岡MF宣福(21)、四男はJ1新潟DF高聖(18)。1メートル76、74キロ。

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