日刊鹿島アントラーズニュース

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2014年6月6日金曜日

◆鋼の肉体!内田 W杯仕様の体重3キロ増で当たり負けせず(スポニチ)


http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/06/06/kiji/K20140606008308280.html

日本代表米合宿 (6月5日 米フロリダ州クリアウォーター)



 ザックジャパンの右サイドバックが、W杯仕様のパワーアップに成功した。右太腿肉離れ、腱断裂という壮絶な負傷から4カ月。フロリダのピッチを走る内田の姿にその影響は感じられない。むしろ全身に筋肉の鎧(よろい)をまとったようだ。「いろんな人に上半身がゴツくなったと言われる。心肺機能を上げながら、体重は2~3キロ増えたかな」と胸を張った。

 「再発したらオフ。そのくらいの気持ち」。そんな決死の思い、恐怖とは裏腹に回復の曲線は右肩上がりだ。2日のコスタリカ戦は負傷後最長となる71分の出場。当初は60分の予定だったが、自ら志願して11分間延長した。それでも「リバウンドはない」。ベンチに戻るとすぐアイシングなど治療を施した。細心のケアと攻める勇気のバランスを絶妙に保っている。

 課題は、実戦の中にある。コスタリカ戦の失点は、内田がボールを持った選手に食い付き過ぎたことから招いたピンチが原因だった。「あとは間合い。相手の選手に合わせて動く距離感、タイミング。そこを慣らしていければ」。6日(日本時間7日)のザンビア戦では90分のフル出場も視野にある。W杯でも自身よりも大きな選手と対峙(たいじ)することがほとんど。そこで生きるのが、強くたくましく鍛え上げた肉体だ。

 負傷後、ドイツでの診断は3人の医師が3人とも「手術が必要」とした。緊急帰国し、鹿島時代から信頼を置く日本の医師と相談、保存での治療、回復を選択した。W杯出場さえ危ぶまれるブランクにさらされたものの、おかげで肉体改造にも力を注ぐことに成功。判断は正しかった。W杯で対戦したい国には4年間主戦場を置く「ドイツ」を挙げる。早くても準決勝までは当たらないV候補の一角だ。マッチョになった内田が“マッチョな夢”に突き進む。

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