日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年2月26日木曜日

◆アジアであちゃ~JAPAN勢、鹿島も敗れ暗い船出/ACL(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150226/jle15022605030001-n1.html



 アジア・チャンピオンズリーグ1次リーグ第1節(25日、カシマスタジアムほか)H組の鹿島は、ホームで前回覇者のウェスタンシドニー(豪州)に1-3で敗れた。8年ぶりのアジア王者を目指すG組の浦和も、敵地で水原(韓国)に1-2で逆転負け。前日24日は柏が引き分け、G大阪が敗れており、日本勢全4チームが初戦で勝てなかった。1次リーグは32チームが8組に分かれ、各組上位2チームが決勝トーナメントに進むが、Jクラブは暗い船出となった。



 完敗だった。鹿島はホームに前回王者を迎えた今季初戦で、大量3失点の痛すぎる黒星発進。先制点を献上した日本代表DF昌子は帽子を目深にかぶり、うつむきながら声を絞り出した。

 「本当に申し訳ない。試合を壊してしまった」

 後半9分、相手シュートが昌子の右足に当たって失点。同23分にMF土居が同点としたが、同41分に勝ち越され、終了目前にも得点を許して万事休す。相手は豪州でリーグ戦最下位と絶不調。長身ぞろいの相手に鹿島はスピードで主導権は握ったが、連発したミスが失点に直結。自滅だった。

 国内最多16冠の鹿島にとってACLは最後のビッグタイトル。日本代表MF柴崎は「チームとしては特別な思いがある」と燃えていたが、アジアの壁にはね返された。J1川崎からウェスタンシドニーに新加入したDF田中裕介は「技術は鹿島の方が上。でも球際の強さやゴールにボールを入れるというサッカーの本質では、こちらの方が上だった」と指摘した。



 ボールを支配しながら得点できず、相手に少ない好機を決められるのは日本のクラブ、と同時に代表に突きつけられた共通の課題だ。この日、鹿島はシュート12本で1得点。逆に相手は4本で3得点。負け方には既視感が漂う。

 浦和も負け、日本勢4クラブの今大会初戦は1分け3敗と厳しい結果。日本協会の原博実専務理事やJリーグの中西大介理事が視察したが、「残念」と声をそろえた。

 Jクラブは2008年のG大阪の優勝を最後に、6年連続決勝進出なし。Jリーグは支援の強化に乗り出しているが、特効薬は見つかっていない。特に中国や韓国などのクラブは敵対心をむき出しにしてくる。突き返してゴールを奪う強さがなければ、アジアで勝ち抜けない。 (伊藤昇)

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)

 32クラブが出場し、アジアのクラブ王者を決める大会。優勝チームは賞金150万ドル(約1億7900万円)とクラブW杯出場権を得る。1次リーグは8組に分かれ、各組2位までが決勝トーナメントへ。全戦ホーム&アウェー方式で決勝は11月7、21日。

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