日刊鹿島アントラーズニュース

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2015年8月17日月曜日

◆“眠れる獅子”目覚めた!鹿島、土居の2発で逆転&4連勝奪首(サンスポ)


http://www.sanspo.com/soccer/news/20150817/jle15081705030005-n1.html

7分間で2発を決め鹿島を勝利に導いた土居は、上半身裸で手を振ってサポーターに応えた (撮影・桐山弘太)

 明治安田J1第2ステージ第7節(16日、鹿島3-2仙台、カシマ)途中出場で鹿島を救った。1-2の後半35分、MF土居聖真(しょうま、23)がピッチに立つと、2分後に頭で同点弾。その5分後には右足でネットを揺らし、1人で試合をひっくり返した。

 「勝利に貢献できてうれしい。点を取ることしか考えていなかった」

 7分間で2発の大暴れだ。7月下旬に石井監督が就任すると先発の機会が激減。それでも「後半は相手の足も止まりやすい」と流れを読んで弱点を突いた。

 中1で故郷の山形に父を残し、母・栄美さんと鹿島に移住して下部組織に入った。「両親に苦労をかけた分、恩返しをしたい」との思いが実った。

 指揮官は就任後、無傷の4連勝。土居投入の采配もピタリと当たり、昨年4月以来の奪首に成功だ。鹿島で指導を始めて17年。今も選手に「石井さん」と呼ばせ「監督と呼ぶと罰金だぞ」と冗談を飛ばすなど、いい兄貴分として慕われる。

 前半戦は8位と出遅れたが、眠れる獅子がついに目覚めた。殊勲の土居は「最後まで首位にいたい」と誓った。 (伊藤昇)

土居 聖真(どい・しょうま)
 1992(平成4)年5月21日生まれ、23歳。山形県出身。2005年から鹿島の下部組織に所属し、11年にトップチームに昇格。同年11月26日の清水戦でJ1初出場、13年9月21日の磐田戦で同初得点。世代別日本代表に選出経験あり。J1今季22試合6得点、同通算77試合16得点。1メートル72、63キロ。

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