日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2015年8月23日日曜日

◆【鹿島】3発で堅首!4年ぶり5連勝 石井イズムで強さ取り戻した(報知)


http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150822-OHT1T50275.html


 ◆J1第2ステージ第8節 鹿島3―0山形(22日・カシマスタジアム)

 カシマスタジアムに往年の光景が戻ってきた。試合後、イレブンは淡々と握手を繰り返し、列を整えていく。そこに大げさな笑顔はなく、スタンドからの大歓声が勝利を伝えるだけ。2011年8月以来、4年ぶりの5連勝で首位キープ。MF遠藤は「これで(確かに)5連勝だけど、優勝するためには今後も勝ち続けないといけない」と淡々と振り返った。

 前半は下位に沈む山形にペースを握られたが、同40分、FW土居のドリブルから、FW金崎がヘディングで先制点。さらに後半に入ってからも、2点を加えた。7対11のシュート数が示すように、すべての時間を掌握できたわけではない。ただ、終わってみれば3―0。GK曽ケ端は「ボールを回せればいいけど、そこは臨機応変に。我慢強くやれた」と言った。

 この「臨機応変」「我慢強さ」こそ、脈々と受け継がれる勝利マニュアル。7月下旬に解任されたトニーニョ・セレーゾ監督(60)は動きに制限を設けたが、結果を残せなかった。反対に、石井正忠監督(48)は「ダメだと思ったらやり直せ」と相手の守備にほころびが出るまで自由な発想でパスを回すことを許可した。もともと力のある選手の感性が生かされるようになった。

 選手が鹿島に入団する理由は大体同じだ。DF内田(現シャルケ04)は「なぜ強いのか知りたい」、MF柴崎は「勝ち方を学びたい」と言う。職人肌の選手が多く所属しているため、誰も「言葉にしてくれない」(柴崎)のが玉にキズだが、内田は「守備も攻撃も我慢強く、試合の流れを読んでできるのが強さの秘密」と結論づける。鹿島は強くなったのではなく、強さを取り戻した。

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事