日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年10月22日土曜日

◆【FC東京 vs 鹿島】 ウォーミングアップコラム:2008年以来の鹿島戦勝利を目指す東京 注目の三番勝負(J’s GOAL)


http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/n-00019990/



FC東京は22日、ホーム味スタで鹿島と対戦する。リーグ制覇を目標に掲げた今季だったが、第1ステージは9位。第2ステージも早々に優勝の望みが潰え、YBCルヴァンカップも準決勝で敗退した。タイトル獲得の可能性を残すのは天皇杯のみとなった。

一方の鹿島は、すでに第1ステージを制し、Jリーグチャンピオンシップ(CS)への進出を決めている。この中断期間中にけが人が復帰。CSに向けて弾みをつけたいところだろう。

この一戦で注目は、3つのマッチアップだ。まずは今夏、ブラジルで戦ったMF中島翔哉(写真)と、DF植田直通(写真)のリオオリンピック代表対決。中島は、「一緒にいることも多かった。試合中、植田には『守ってくれ』と言っていたし、向こうからは『点取ってくれ』と、言われていた。ただ、一人と戦うわけではないので、意識することはない。ただ、強い相手と戦えるのは楽しみ」と、語った。

そして、DF森重真人と、FW金崎夢生の元チームメート対決。かつて大分で2008年にヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)を制した2人のガチンコ勝負だ。森重は、金崎の印象を聞かれると、「夢生は気持ちが強い選手。FWとして点を取ることを考えている。そのために走れて、体を張れて、鼓舞できる選手。味方にしたら頼もしいが、相手にしたら嫌な選手」と応えた。鹿島のエースを東京の主将が抑えられるかは、こ の試合の勝敗を占う上でも興味深いマッチアップとなるだろう。

最後に、両チームのベンチに座る指揮官の初対決にも注目が集まる。鹿島の石井正忠監督は、現役最後の年を福岡で過ごした。そこで当時プロ4年目だった篠田善之監督は、先達から多くのことを教わった。練習会場に一番乗りでやってきて準備に励む姿や、吐き出す言葉が、篠田監督のその後のプロ生活の糧となったという。

「尊敬する先輩で本物のプロだった。ケガもたくさんしてきてプレーできない苦しさや、準備の大切さを知っていた。そんな方だから言葉にも重みがあった」

互いに指揮官となって迎える初対戦。篠田監督は「監督という立場で会えるのは、本当に楽しみ」と言い、メラメラと闘志を燃やした。

「勝者のメンタリティーを持っている人だけど、勝ちたい気持ちはオレの方が上だから」

東京は、この局地戦を制し、鹿島から2008年以来の勝利を目指す。

文:馬場康平(FC東京担当)


明治安田生命J1リーグ 2nd 第15節
10月22日(土)14:00KO 味スタ
FC東京 vs 鹿島アントラーズ

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