日刊鹿島アントラーズニュース

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2016年12月5日月曜日

◆金森さらばアビスパ福岡 J1王者鹿島へ フル代表目指し苦渋の決断(西日本新聞)


http://www.nishinippon.co.jp/nsp/avispa/article/293466

今季最終戦でゴールを狙う金森=11月3日

 さらばアビスパ-。来季J2に降格する福岡の元U-23(23歳以下)日本代表FW金森健志(22)が、年間王者のJ1鹿島に完全移籍することが3日、本紙の取材で分かった。既に両クラブ間で基本合意に達しており、近く発表される。「博多のプリンス」として福岡で絶大な人気を誇るイケメンドリブラー。クラブは慰留に努めたが、最終的には在籍4年間での貢献度と、新たな環境での成長を求める本人の意思を尊重した。今後は、最短1年でのJ1復帰へ新戦力の補強を急ぐ。

■あすから3日間 練習で最後勇姿

 悩み抜いた末の決断だった。金森は地元アビスパへの愛着が強く、強豪鹿島からオファーを受けてからは自問自答の日々。本紙の取材に「J1で戦いたいし、自分を必要としているところでプレーしたい。ただ、福岡を降格させた責任も感じる」と口にしていた。しかし、関係者によると、既に移籍の意思を両クラブに伝えたもよう。5日から3日間、福岡市の雁の巣球技場で行われる若手主体の練習が「アビスパ金森」の最後の勇姿になりそうだ。

 移籍の選択は、伸びしろのある金森にとってプレーヤーとしての可能性を広げるチャンスでもある。これまで年代別日本代表に名を連ね続けながら、本大会目前でリオデジャネイロ五輪の代表から落選。いいようのないショックを振り払い、フル代表入りへ、気持ちを切り替えた。

 この日はJ1年間王者を決める明治安田チャンピオンシップ決勝第2戦が行われ、鹿島が浦和を倒してチャンピオンとなった。常にタイトルを争うビッグクラブ。競争は激しいが、「ハリルジャパン」に招集された実績のあるMF金崎夢生(27)らとのレギュラー争いを勝ち抜けば、おのずとフル代表入りは近づく。リオ五輪代表でフル代表入りも果たしている同世代のDF植田直通(22)やMF柴崎岳(24)、MF土居聖真(24)ら、若手が着実に成長している点も決断を後押ししたとみられる。

 金森は福岡・筑陽学園高から入団した2013年に37試合で6得点。昨年までのJ2での3シーズン、99試合で21点をマークした。J1に昇格した今季は33試合で4得点。6月5日のYBCルヴァン・カップ1次リーグ新潟戦で初の1試合2ゴールを決めてクラブ初の8強に導き、同18日のJ1第1ステージ川崎戦でも2ゴールを決めて川崎のステージ初優勝を阻んだ。

 甘いルックスで、アビスパの選手では唯一個人でテレビCMに出演するなど、地元で絶大な人気を誇る。1年でのJ1復帰を目指すアビスパにとって、金森を失うことはピッチ上の戦力面だけでなく、集客面でも打撃となる。

 ただし、福岡との契約を1年残した状況で完全移籍することで、鹿島から福岡へ違約金が支払われることになる。これは新戦力補強の資金となるだけに、金森が“最後”の恩返しをした格好だ。福岡は、既に金森と同じポジションでJ1神戸に期限付きで移籍しているFW石津大介(26)に対して復帰を要請しており、今後も補強を進める。


◆金森健志(かなもり・たけし)1994年4月4日生まれの22歳。福岡市出身。福岡・筑陽学園中2年時に全国中学大会で準優勝。筑陽学園高から2013年に当時J2の福岡に入団。甘いルックスでサポーターの人気も高く、城後主将の「キング」にちなみ「プリンス」と呼ばれている。ブラジル代表FWネイマール似で「博多のネイマール」も愛称。171センチ、69キロ。

=2016/12/04付 西日本スポーツ=

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