日刊鹿島アントラーズニュース

Ads by Google

2017年2月26日日曜日

◆昨季王者が黒星発進…鹿島“一瞬の隙”OGで決勝点献上(スポニチ)


明治安田生命J1開幕戦  鹿島0―1FC東京(2017年2月25日  カシマ)


 その瞬間、鹿島のホームスタジアムは異様なほどに静まりかえった。0―0で迎えた後半37分、痛恨のオウンゴールで失点。昨季王者がまさかの黒星発進だ。MF永木は「向こうが狙っている形で入れられてしまった。最初だったので勝ちたかったけど、切り替えるしかない」と必死に前を向いた。

 勝負を分けたのは一瞬の隙だった。MF中島にミドルシュートを打たれた場面について、DF昌子は「2人で行けていたら」とシュート体勢に持ち込ませたカバーの薄さを指摘。さらに、GK権純泰(クォンスンテ)も「(中島の)シュートが思ったよりも速かったのと、グラウンドの状況でバウンドが良くなかった。パンチングのコントロールがうまくできなかった」と反省。クリアしようとしながらネットに押し込んでしまったDF三竿雄は「一つのシーンで全てが台無しになった」と肩を落とした。

 前半は相手の戦況を見極めながら静かに耐え、後半に正確無比な攻撃で仕留めるのがいつものスタイル。だが、後半に入っても攻撃の迫力は影を潜めた。シュート数は前半が2本、後半が4本。MF土居は「後半は引かれた状態が多くてスペースがなかった。FWというより2列目以降の選手がシュートを打つべきだった」と修正しきれなかったことを悔やんだ。

 開幕は白星で飾れなかったが、07年には黒星スタートからリーグを制している。28日には中2日でACL第2戦のアウェー・ムアントン(タイ)戦が待つ。全タイトル奪取へ、下を向いている暇はない。

 ≪鹿島 屈辱の零敗≫昨季年間王者・鹿島が0―1敗戦。開幕戦での完封負けは07年川崎F戦(●0―1)12年仙台戦(●0―1)に続き3度目。鹿島の完封負けは昨年11月29日・浦和とのCS第1戦(●0―1)以来11試合ぶり。

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2017/02/26/kiji/20170225s00002000409000c.html

Ads by Google

日刊鹿島

過去の記事