日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年3月11日土曜日

◆【鹿島】優磨、途中出場でVヘッド!視察ハリル監督も「若くて興味深い」(報知)




 ◆明治安田生命J1リーグ 第3節 鹿島1―0横浜M(10日・カシマスタジアム)

 2連覇を狙う鹿島は、試合終盤にFW鈴木優磨(20)が決勝弾。横浜Mを下し、2連勝とした。横浜Mは今季初黒星。浦和はMF武藤雄樹(28)の2試合連続得点などで、甲府に4―1で大勝。公式戦5戦18発の攻撃陣の活躍で、リーグ2連勝となった。川崎は昨季の最年長MVP・MF中村憲剛(36)が1得点1アシストの活躍で、柏に2―1で勝利した。残り6試合は11日に行われる。

 FW鈴木が試合を決めた。後半38分、右サイドのDF伊東からのクロス。ニアサイドで高く跳び上がり、ヘディングでゴール右に突き刺した。「当てるだけのボールが来た」。前半から相手を押し込んだが、なかなかこじ開けられなかった横浜Mゴール。後半26分の途中出場から12分で今季リーグ戦初ゴールを挙げ、鹿島スタンド前で右手を耳に近づけてサポーターの声援をあおった。

 2つの思いがあった。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のムアントン戦(2月28日・タイ)で自ら獲得したPKを外し、チームもロスタイムの失点で敗れた。落ち込んだが、FW金崎らチームメートから「お前には蹴らせない」と明るく言ってくれたおかげで「試合に出たら自分が点を取る」と再起。この1点では「まだまだ(借りは)返せていない。もっと取りたい」と言った。

 そして11日は東日本大震災からちょうど6年。ホームタウンがある茨城県でも大きな被害を受けた。試合前のミーティングでは、石井正忠監督(50)が「忘れちゃいけない。僕らは支えられてサッカーができている。その幸せをかみ締めながらやろう。私たちは元気づけられる仕事をしているのだから」と訴えた。FW金崎、DF山本が決定機を生かせずとも鹿島の糸は揺れることはなかった。

 今季プレシーズンマッチを含め、11試合8ゴール目。視察に訪れた日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(64)は「若くて、興味深い鈴木が決めてくれて私にとってもうれしい。そこはチェックしました」と称賛。「鹿島で先発を取らないと代表はない。3試合ゴールを決めていなかったから、今日がラスト(チャンス)という気持ちだった」と鈴木。20歳のストライカーは人を引きつけ、試合を動かす力を持っている。(内田 知宏)

http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20170311-OHT1T50017.html

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