日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年8月26日土曜日

◆大迫、覚悟持って点取りたい…右足首靱帯負傷から練習復帰「全く問題ない」(報知)




 ◆2018年ロシアW杯アジア最終予選B組 日本―オーストラリア(31日、埼玉)

 ロシアW杯アジア最終予選、オーストラリア戦(31日・埼玉)、サウジアラビア戦(9月5日・ジッダ)で日本代表に選出されたFW大迫勇也(27)=1FCケルンが7月下旬に負傷した右足首に問題がないことを強調した。

 勝てばW杯出場が決まる大一番。大迫は口元を引き締めた。

 「覚悟を持って臨む準備はできている。本当にやるだけだと思うし、スタジアムでは相手がビビるくらいの声援をもらえたら」

 7月下旬に右足首じん帯を痛め離脱。一時は招集も危ぶまれたが、22日からチーム練習に復帰した。

 「1週間フィジカルトレーニングや走り込みをして、コンディションは落ちなかった。(右足首は)全く問題ないと思う」

 ハリルホジッチ監督は当初「ゲーム勘を取り戻している選手が必要」と話していた。代表スタッフを現地に派遣して、けがの状況を確認。「医療スタッフとクラブから前向きな報告を受けている」と、復帰から間もない大迫を選んだ。3人が先発するFWに9人も選出したのは大迫がプレーできない場合のリスク管理だが、それでも呼んだのは、エースとしての信頼からだ。

 2016年11月11日の親善試合・オマーン戦(カシマ)で2得点を決め、岡崎からセンターFWを奪取。レギュラー定着後は6月13日のW杯最終予選・イラク戦(イラン・テヘラン)で先制弾を奪うなど直近6戦3発の得点力に加え、強靱(きょうじん)なフィジカルで周囲を生かすポストプレーで貢献している。

 「FWとしてチームの勝利に貢献することしかない。選手全員がしっかりとブレない覚悟を持つことが大事。プレッシャーもかかる試合なので、その中でどれだけブレずにやれるか」

 窮地を救った実績もある。13年11月16日の親善試合・オランダ戦(ベルギー・ゲンク)。直前の親善試合で2連敗し、主力選手間で口論が絶えないなどチームは崩壊寸前だった。日本協会内でザッケローニ元監督の手腕に懐疑的な意見が出る中で先発すると、0―2からのゴールで息を吹き返し、オランダに2―2のドロー。次戦のベルギー戦でも勝利し、チームを立て直した。今回のオーストラリア戦も引き分け以下なら監督の進退問題に発展する可能性はある。

 「僕の頭の中は、目の前の試合だけ。一試合一試合積み重ねることで先は見えてくるはず。(オーストラリアは)ビデオを見ないと分からないですけど、しっかりと心と体の準備をすることが大事。自分のゴールでW杯出場を決めたいという気持ちはないけど、点を取るためにプレーしているので、点は取りたい」(ドイツ・ケルン24日=本田 千尋)

大迫、覚悟持って点取りたい…右足首靱帯負傷から練習復帰「全く問題ない」

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