日刊鹿島アントラーズニュース

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2017年12月28日木曜日

◆J1鹿島小笠原選手ら小中生とミニゲーム 福島・富岡で復興支援(茨城新聞)




サッカーを通じて、東日本大震災からの復興支援を続ける鹿島アントラーズの小笠原満男選手らが26日、福島県富岡町の町総合スポーツセンターを訪れ、同県内の小中学生約130人とミニゲームをするなどして交流を深めた。

東北出身のプロサッカー選手で構成する「東北人魂を持つJ選手の会」の活動の一環。同スポーツセンターで催されたサッカーイベントに、鹿島から小笠原選手のほか遠藤康選手と山本脩斗選手らが参加した。

同スポーツセンターは東京電力福島第1原発から南に約10キロ。2011年の事故後、放射線量が高く避難区域に指定されていたため使用できなかった。ことし4月に避難指示が解除されたため、人工芝の張り替えや除染が行われ、利用が再開した。

イベントを主催したNPO法人「富岡町さくらスポーツクラブ」の武内雅人さんは「施設が利用できることを多くの人に知ってほしい」と話し、選手の訪問をきっかけに、さらなる利用者増に期待した。同県二本松市を中心に活動するあだちジュニアFCの斎藤広幸代表は「福島はほかの被災地に比べ利用できるグラウンドがまだ少ない。イベントで福島の現状も知ってもらえれば」と話した。

小笠原選手は、同会の活動として、母校がある岩手県大船渡市に人工芝のグラウンドを整備するなど東北サッカー界の活性化に尽力しているが「まだまだ東北を回る活動を続けていきたい」と話した。

同会は27日に同市を訪問するほか、来年1月5日に宮城県松島町で少年サッカー大会を開く。(藤崎徹)


J1鹿島小笠原選手ら小中生とミニゲーム 福島・富岡で復興支援

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