日刊鹿島アントラーズニュース

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2019年8月30日金曜日

◆「アジア屈指の強度だ!」「洗練されている」中国の人気解説者が広州恒大をゼロ封した鹿島ディフェンスを絶賛!(サッカーダイジェスト)



三竿健斗 Kento.Misao


◆◆サッカーダイジェスト / 2019年9月12日号


「2-1で勝つより0-0のほうがよっぽど良い」とも


 現地時間8月28日、中国・広州で行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ準々決勝、広州恒大vs鹿島アントラーズの第1レグはスコアレスドローに終わった。

 現アジア王者の鹿島にとっては、6万大観衆を敵に回す絶対アウェーの状況。パウリーニョ、タリスカ、エウケソンらを擁する相手攻撃陣に堂々と立ち向かい、GKクォン・スンテの堅守と身体を張ったディフェンスで最後までゴールを割らせなかった。守備一辺倒でなく時折鋭い速攻を仕掛け、ゲーム終盤には上田綺世と白崎凌兵がそれぞれ決定機を掴んだ。攻守ともに、第2レグに繋がる戦いを見せた。

 この大一番を現地でライブ中継したのが、国営テレビ局『中国中央電視台』だ。同局お馴染みの人気サッカー解説者、ホン・ガン(洪鋼)氏は、番組内で次のような論調を展開した。

「広州恒大は明らかに身体が重く、とくに前半は前線に上手くボールを供給できず、チグハグな攻撃に終始した。リーグ戦の関係で丸2週間、彼らは試合をしていない。選手たちのコンディションがバラバラで、今日は暑さにもマイっていたね。後半はさらなる攻勢に転じたが、ゴールを決めるには至らなかった。ただ、0-0は悪くない結果だ。個人的には2-1で勝利するよりよっぽど良いと思う。アウェーゴールを許さなかったのはポジティブに捉えるべき点で、実際に危ないシーンが何度かあっただけに、よく凌いだという見方もできる」

 そして、アウェーチームの粘り強いディフェンスについてはこう評価した。

「鹿島は典型的な4-4-2を敷くが、いつも洗練されていて機能性が高い。そんな彼らが『守り切るぞ!』と割り切ったのだ。牙城を崩すのは広州恒大の強力アタッカー陣といえども容易ではない。アジアでも指折りの強度を誇るチームなのだから」

 3週間後にカシマ・スタジアムで開催される第2レグに対して、ホン・ガン氏は「今度は広州恒大が辛抱強く戦う番だ。カウンターの切れ味では鹿島を上回る」とし、「それでもあのスタジアムでゴールを奪って勝利するのはかなり難しい。延長戦、PK戦までを睨んだ戦略が求められる」と論じた。

 前日火曜日には浦和レッズが同じく中国の強豪、上海上港とアウェーで2-2のドロー劇を演じた。ともに8強の壁を打ち破り、セミファイナルで対峙することができるのか。鹿島は9月18日に、浦和は同17日に運命の第2レグを迎える。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部


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