日刊鹿島アントラーズニュース

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2021年11月2日火曜日

◆湘南DF山本脩斗、J1残留へのカギは「ゲーム運び」…3日・札幌戦、残り5戦(報知)






 湘南のDF山本脩斗が1日、オンライン取材に応じ、J1残留へのカギに「ゲーム運び」の重要性を強調した。

 先月23日の前節は横浜FCに2―1で逆転勝利。7戦ぶり白星で16位に浮上し、J2降格圏を脱出した。リーグ戦10試合ぶりに先発した山本は「勝ち点3以上の重みがある試合で絶対に結果がほしかった。勝ち点3はすごく大事だし、何よりのエネルギーというか、その経験が次に生きる。ポジティブになれる」とかみしめた。

 昨冬に鹿島から完全移籍で加入し、リーグ戦の出場は3試合のみ。それでも、昨季まで7年間在籍した常勝軍団で培った「勝利のスピリット」を練習などでチームに注入している。

 チームはMF田中、畑、平岡と19歳の3人が主力を担うなど、若手選手が主体。練習中や練習後には、36歳ベテランの山本が若手に話しかける場面も多く見られる。「練習で『今こうした方がいいんじゃないか』とか、感じたことを伝えるように意識してる。自分にしか分からないこと、経験したことはある。守備やポジショニング、ポゼッションのこと。細かい1m、2mのポジショニングが大事。細かい部分を伝えてる」と明かした。

 今季は14敗のうち、1点差負けが9試合。9月26日の川崎戦(1●2)、10月16日の鳥栖戦(1△1)と先制しながらも同点、逆転される試合が目立った。山本はその要因に「ゲーム運び」を挙げた。

 「1点勝っていても、もったいない取られ方で追いつかれたりがある。勝ってる中で落ちついてもう1点取りにいくか、ボールを回して自分達の時間帯を長くしてゲームを終わらせるか。みんなで共通理解のもとで運べるようになれば、もっと勝ち点を取って上にいける」

 引き合いに出したのは、J1やACLを制覇した鹿島での経験だ。「鹿島の時は、点を取られても時間があったらまだいけるぞと自然な空気感で流れてた。例えば1―0で勝っててラスト15分しかなかったら、あえてリスクを負わずにボールを保持してゲームを終わらせることもしてた」と振り返り、「ゲーム運びのところをもっと伸ばしていくことで、これからもっと強いチームになる」と強調した。

 3日の次節・札幌戦(札幌D)を含め、今季は残り5戦。自動降格圏・17位の徳島とは勝ち点1差と、残留にむけて負けられない試合が続く。

 山本は「点が入る時は数秒で入る。守備の仕方、相手のポジショニングを見ながら自分たちがどういうアクションを起こすのか。練習でやっていることをいかに出せるか。個人だけではなく、チーム全員でその意識を持って勝ちにつなげることが大事になる」と力を込めた。


◆湘南DF山本脩斗、J1残留へのカギは「ゲーム運び」…3日・札幌戦、残り5戦(報知)


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