日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年2月6日日曜日

◆MF50 遠藤康 精神的支柱の期待大<ベガルタ新戦力>(河北新報)






 技巧派レフティーが生まれ故郷に帰ってきた。卓越したキープ力で攻撃に緩急をつけ、得点にも絡んでいく。「いいタイミングでオファーをいただけた」。ユース世代まで塩釜FCで過ごし、ライバルとして意識していた山吹色のユニホームに袖を通した。

 J1の強豪鹿島にプロ入りして15年間、第一線で戦い続け、J1通算304試合出場46得点。堂々たる数字を積み上げてきた。「毎日が競争の中でやっていた。目の前のことを全力でやっていたら、15年たっていた。すごく短く感じた」と振り返る。

 精神的支柱としての期待も大きい。33歳の攻撃的MFは「気持ちは20歳だけど、気付いたことは伝えていきたい」と話す。常勝軍団で培ったメンタリティーは、見えない形で仙台の成長を促すはずだ。

 「トラップ、パス、シュート、何でもできる選手が一番いい。そこに近づけるように努力している」。ベテランとなってなお向上心あふれるゲームメーカー。仙台カップ国際ユースサッカー大会で東北代表や年代別日本代表として活躍した、ユアスタ仙台での試合を心待ちにしている。
(射浜大輔)

[えんどう・やすし]168センチ、69キロ。2007年にJ1鹿島に入団して以来、初めての移籍。好きなことには努力を怠らず、仙台で釣りポイント探しを始めようとしている。「僕と釣りに行ったら楽しいですよ。絶対に釣らせるので」。仙台市出身。33歳。背番号50。


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