日刊鹿島アントラーズニュース

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2022年10月25日火曜日

◆秋田豊氏 J2「いわてグルージャ盛岡」の新社長就任 今季監督から「転身」J3降格も巻き返しへ(報知)






 サッカー・J2の「いわてグルージャ盛岡」の社長に、今季監督を務めていた秋田豊氏(52)が就任することが24日、関係者への取材で分かった。秋田氏は日本代表DFとして1998年フランス、2002年日韓W杯でメンバー入り。W杯戦士がJクラブの社長を務めるのは、18年のJ1・C大阪の森島寛晃氏(50)以来2人目となる。25日にも盛岡市内で就任会見が行われる。

 秋田氏は20年から岩手(当時J3)の監督を務め、21年には2位に入り、クラブ史上初のJ2昇格を達成。専用グラウンドやクラブハウスがなく、財政的にも厳しい環境の中で選手を鍛えて結果を残した。今季は22位の最下位で来季のJ3降格が決まり、16日の群馬戦後には今季限りでの退任を表明。今後に関しては「オーナーと話をしています」と話すにとどめていた。

 クラブは終盤まで残留争いに食らいついたことや選手の成長を評価し、今後の運営を託した。今後は収容人員が4946人と少ないホーム「いわぎんスタジアム」の改修など環境面での整備にも尽力する。ハードなマークで相手FWを震え上がらせた現役時代と同様の闘志と情熱で、岩手を発展させていく。





 ◆いわてグルージャ盛岡 2003年にNPO法人「Jリーグチームを盛岡に作る会」が発足し、当時東北2部のヴィラノーバ盛岡を「グルージャ盛岡」へ改組。05年から東北1部へ昇格し、14年からJ3参入。19年から現名称になり、21年に2位で初のJ2昇格。グルージャはスペイン語で鶴を意味し、盛岡藩主南部家の家紋「向かい鶴」と盛岡名物「じゃじゃ麺」などにちなむ。マスコット「キヅール」は独特の風貌(ふうぼう)で人気に。チームカラーは白。

 ◆秋田 豊(あきた・ゆたか)1970年8月6日、名古屋市生まれ。52歳。愛知学院大から93年に鹿島へ入団。センターバックとして4度のリーグ優勝に貢献した。2004年から名古屋、07年に京都へ移籍し同年引退。08年から京都コーチ、10年途中から京都監督。東京Vコーチ、町田監督などを経て20年から岩手監督。J1通算391試合23得点、日本代表通算44試合4得点。


◆秋田豊氏 J2「いわてグルージャ盛岡」の新社長就任 今季監督から「転身」J3降格も巻き返しへ(報知)





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