日刊鹿島アントラーズニュース

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2023年1月23日月曜日

◆「相手を圧倒する力を出したい」欧州から4年半ぶりに帰還のDF植田直通、鹿島としてのプライドを胸に「どんな試合でも勝たなければいけない」(超WORLDサッカー!)






鹿島アントラーズのDF植田直通が、キャンプ中のメディア対応を行い、現在の状況と新シーズンへの意気込みを語った。

2013年から2018年7月まで鹿島でプレーした植田は、ベルギーのセルクル・ブルージュへと完全移籍。その後フランスのニームへとレンタル移籍すると、2021年7月から完全移籍で加入した。

セルクル・ブルージュでは公式戦55試合に出場し1得点を記録。ニームでも公式戦42試合に出場していたが、今シーズンはリーグ・ドゥ(フランス2部)でたったの1試合しか出番がもらえず、新シーズンから古巣鹿島に復帰した。

ヨーロッパでの経験を得て復帰した植田。かつてコンビを組んでいたDF昌子源もガンバ大阪から完全移籍で復帰し、再びのコンビ結成が期待されている。

強い鹿島を取り戻すために戻ってきた植田。宮崎キャンプでも精力的に動き、21日には徳島ヴォルティスとトレーニングマッチを実施。45分の1本目は2-0で勝利、2本目は1-2で敗戦。30分の1本は0-4で敗れた。

トレーニングマッチでもプレーした植田。ここまでのキャンプについて振り返った。

「昨日の練習試合の結果もそうですし、誰が出ても鹿島というチームが勝たなければいけないし、どの試合でも勝つことにこだわらなければいけないです」

「今このキャンプの中でも守備のやり方、攻撃のやり方も確認しながらやっているので、昨日は失点も多かったので、そこは改善しなければいけないと思っています」

1本目こそ勝利したが、残りの2本は敗戦。勝利というものを常に求める必要があると語る植田としては悔しい思いもあったはずだ。

「本来やっているポジションじゃない選手が違うポジションをやっていたりと難しい部分はあったと思いますけど、試合になればそれは関係なく、相手もそういう状況でやっていると思います。こっちもあっちも若い選手がいたり、試合に入れば何も関係ないので、鹿島の選手であれば勝たなければいけないです」

「練習試合1つとっても僕はそう思うので、チーム全体としてもキャンプの中から、練習試合1つとっても勝ち癖をつけていかなければいけないと思います」

どんな試合でも勝利を目指すと語る植田。その中で、チームは新加入選手も多く、シーズンで結果を残すために戦い方を落とし込んでいる。

「大樹さん(岩政大樹監督)がかなり僕たちに分かりやすく伝えてくれる部分もあります。その中でもやるのは自分たちなので、やり方としてこういうふうにやっていきたいというのはあると思うんですが、試合の中でそれを出すのが難しい局面もあると思うので、その辺は僕も後ろで守っていて、色々とCBという立ち位置から見えるものもあるので、試合の流れ、どういうふうにやった方が良いのかは、考えながら臨機応変に対応していければと思います」

昨シーズンも岩政監督が掲げた選択肢を増やすということ。ピッチ内での判断も非常に重要となる中、ハイプレスを掛けていく守備のやり方では後ろが手薄になることもある。

「僕自身もチームとしても前からボールを取りに行く姿勢は見せたいですし、相手が後ろから繋いでくるのであれば、それを奪えばすぐにチャンスもあるので、前から行きたいというのがあります」

「前から行けば後ろは同数で守ることにもなるので、その中でCBが2対2のなかで、カバーがいなくても目の前の選手を抑えられる技術も必要だと思いますし、それをやっていかなければタイトルも近づいてこないと思うので、そういったところの強さも求められていると思います。リスクを冒す部分も増やしていければと思います」

リスクを冒しながら、守備でも主導権を握っていくことを目指す鹿島。新加入選手でもある植田は、周りとのコミュニケーションを合わせていきたいとした。

「僕も移籍してきて、初めてやる選手ばかりで、特徴だったり、どういったものが苦手で得意なのかわかっていないので、練習で一緒にプレーしながら探っていきたいと思いますし、コミュニケーションの部分も色々と取っていければと思っています」

「もうちょっと時間はかかるかと思いますが、開幕までにはしっかりと合わせていければと思います」

連係面も非常に重要になってくる中、それでも守備の局面では一対一の局面でのデュエルが重要視される。

植田は「CBというのは、僕が思っていることは後ろはどっしりと構えてほしいなと。僕が前線をやっていたとしても、そこは思います」とCBとしてあるべき姿を語り、「何があっても動じない選手が後ろにいれば、チームも安定すると思いますし、後ろにあいつがいるから大丈夫だと前線の選手が思ってくれれば攻撃に集中できると思います」と、攻撃面を生かすためにも、しっかりと後ろの選手が結果を残す必要があるとした。

デュエルについても「目の前に選手が来た時に自分の強さを見せつければかなりチームの流れも変わってくると思うので、流れを引きつけるようなプレーを見せなければいけないと思います」とコメント。「強さという部分は出していかなければいけないと思うので、相手を圧倒する力を出せればと思います」と、自身の特徴でもある対人守備の部分をしっかりと見せていきたいとした。

デュエルの数値についてはJリーグでも注目を集め始めている。「データがすぐ出てくるので、データが全てではないですが、結果として目に見えるものとして勝率などはこだわっていかなければいけないと思います」とこだわっていきたいと語る植田。ただ、「勝率が上げられればチームのためにもなりますし、後ろでどれだけ流れが悪くても後ろが押さえれば何も問題ないと思っているので、そういう考えで後ろはやっていきたいですし、上手くいかないところで最終局面でCBがどれだけ勝てるかだと思うので、チームのために戦っていれば、自ずと個人の結果もついてくると思います。あまり意識せず、チームのためにという気持ちでやれれば良いかなと思います」と、チームの勝利のためにプレーすることで、自然と結果が残るはずだと考え方を語った。





◆「相手を圧倒する力を出したい」欧州から4年半ぶりに帰還のDF植田直通、鹿島としてのプライドを胸に「どんな試合でも勝たなければいけない」(超WORLDサッカー!)





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